一方、都会での子育てのメリットは子供が幼い頃からたくさんの選択肢を与えることができるということだと思います。美術館や動物園、遊園地など子連れで楽しめる場所へのアクセスも良く、感性を育んだり家族で楽しんだりできる機会も豊富です。
赤ちゃんの頃から通える習い事もたくさんありますし、幼稚園ものびのび生活させてくれるところ、しつけをしっかりしてくれるところ、勉強をよく見てくれるところなど子供に合わせた方針を選ぶことができます。
私立の小学校なども子供が自分で電車などを使い通学できる範囲にあるため、親としても安心して通わせることができますし、公立校も住む場所を選べば学力水準が高くなるということもあります。
ただ、選択肢が多すぎると子供にとって本当に何が良いのか分からなくなることも・・・。実際に筆者も上の子の幼稚園入学を1年後に控え、どの幼稚園に行かせることが子供にとって良いのかとても悩んでいます。
このように、幼い頃からさまざまな選択肢がある代わりに、子供のことをよく観察してなるべくその子に合う道を用意しなくてはいけないというプレッシャーも出てくるでしょう。
また、公園が小さい、少し遊ばせるだけなのに駐車場にお金がかかる、車通りの多い道路に面していて危ない、などということは都会ならではのデメリットといえます。家賃や土地も高く、田舎なら一軒家に住めるお金でも手狭なマンション暮らしになり、子供が大きくなった時に窮屈さを感じる可能性もあります。
まとめ
田舎と都会の子育てにはそれぞれのメリット・デメリットがあります。何を重要だと思うかによってどちらを選ぶかは変わってくると思いますが、どちらを選ぶとしても必要なのは子供がやりたいと思うことをやらせてあげる努力ではないでしょうか。筆者も子供が小学校に入るまでには長く住めるところに居を定める予定なので、どの場所を選ぶかしっかり考えようと思っています。
勝目 麻希