高等教育を希望する学生や保護者にとっては、進学にかかる費用は大きな関心事項です。
奨学金の制度を利用するか検討をする家庭も数多くあるでしょう。
そこで本記事では、現在募集中の給付型奨学金、そしてLIMOメルマガ会員に向けて行ったアンケート結果についてもご紹介します。
まず初めに、国内最大の奨学金サイト「ガクシー」が紹介している奨学金の中から「2025年10月締め切り」の給付型奨学金2事業をご紹介していきます。
※今回ご紹介する奨学金の情報は、公開時に締め切りまでが5日以上あるものです。そのため、閲覧時点においては、希望される奨学金の募集がすでに締め切られている場合がございます。また各種情報や条件についても変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。
1. 【返済不要の奨学金・10月締め切り】公益財団法人江副記念財団 「リクルートスカラシップ(奨学金)器楽部門(2026年度) 」
本財団の前身となる財団法人「江副育英会」は、1976年に設立されました。その後2019年3月30日に「公益財団法人江副記念リクルート財団」への名称変更を経て、現在は音楽、スポーツ、アート、学術の分野において世界に挑戦し、ずば抜けた活躍をしそうな日本の若者を応援するための奨学金給付を行うとともに、人材の育成、創造の開発、スポーツの活発化等に向けた事業を行うことにより、日本の社会ならびに芸術文化の振興・発展に寄与することを目的として活動しています。
1.1 【返済不要の奨学金・10月締め切り】公益財団法人江副記念財団 「リクルートスカラシップ(奨学金)器楽部門(2026年度) 」
【対象の課程】大学,専修学校,大学院,短期大学,高等学校,高等専門学校,その他
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025年9月1日~2025年10月27日23:59(日本時間)
【支給人数】6名程度
【支給金額/人】912万円
・米ドル2,700≒401,000円
・ポンド2,000≒398,000円
・ユーロ2,300≒398,000円
・円200,000円
※1ドル≒148.61 円、1ポンド≒199.11 円、1ユーロ≒173.11 円で計算(2025.9.2時点)
【支給期間】2026年4月~2028年3月(2年間)
【成績制限】あり
【所得制限】ー
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】ー
【専攻分野】器楽
【専攻分野の詳細】ピアノ専攻 ※今年度実施する募集は、ピアノです(弦楽器の募集はありません)
【資格・条件】
次のすべてに該当する方とします。応募資格の有無について不明点がある場合は下記概要をご確認ください。
1.2026年4月1日時点で24歳以下の方。※ただし現役奨学生で更新を希望する方は、2026年4月1日時点で26歳以下の方まで応募可能です。
2.海外の教育機関に在籍もしくは2028年3月までに進学予定の方で、ピアノ専攻の方。※卒業(修了)予定年月が記載された在籍証明を提出できること。
3.国内外の主要コンクールで上位入賞、または同等の実力を有しながら、さらに高い目標を設定し、その達成に向けて研鑽を積める方。
4.2026年、2027年の12月に開催する「リクルートスカラシップコンサート」に出演可能な方(2026年は12月26日(土)に開催予定)。
応募者の国籍および過去・現在の居住地は問いません。ただし、書類提出および面接は日本語で実施します。
【募集団体】公益財団法人江副記念財団
【奨学金概要】2026年度リクルートスカラシップ 器楽部門「ピアノ」 募集要項
2. 【返済不要の奨学金・10月締め切り】公益財団法人辻静雄食文化財団 「次世代リーダーシェフ育成奨学金(2025年度) 」
公益財団法人辻静雄食文化財団は、料理と食を文化として捉え、その価値を高めることに生涯をかけた辻静雄の遺志を受け継ぎ、食文化の発展に寄与し、飲食業界の次代を担う人材を育成することを目的に設立されました。
2.1 【返済不要の奨学金・10月締め切り】公益財団法人辻静雄食文化財団 「次世代リーダーシェフ育成奨学金(2025年度) 」
【対象の課程】大学,専修学校,短期大学
【応募者の地域条件】地域の制限なし
【奨学金の種類】給付型
【申込み期間】2025(令和7)年10月14日(火)消印有効
【支給人数】30名以内
【支給金額/人】1人につき25万円
【支給期間】1回限り
【成績制限】あり
【所得制限】なし(他奨学金との併給可)
【修学支援制度との併用】ー
【他の給付型との併用】可能(他奨学金との併給可)
【専攻分野】調理・製菓
【専攻分野の詳細】ー
【資格・条件】
学校教育法に規定する高等学校(中等教育学校・後期課程を含む。)の 2 年次(4 年制の課程においては 3 年次。以下同じ。)に在学する生徒であって、次の要件をすべて充たし、在学校の学校長が推薦する生徒。
(1) 調理や製菓の職業で将来活躍することを目指し、高等学校卒業後の進路として調理系または製菓系分野への進学を志望している者。
(2) 1 年次 1 学期(又は前期)から 2 年次 1 学期(又は前期)までの成績の平均値(評定平均値)が、4.0以上の者。(これに準ずる成績と認められる場合を含む。)
*評定平均値は小数点第二位以下を切り捨てた値が 4.0 以上であること。
*これに準ずる成績とは、成績評価が 5 段階以外の評価を採用している場合に、5 段階評価に換算した評定平均値が 4.0 以上となる成績を指します。
*2 年次の成績に関しては、1 学期(又は前期)終了時点の暫定的なもので可。素点ではなく仮評定(5 段階もしくは 10 段階)を記載してください。
(3) 1 年次 1 学期(又は前期)から 2 年次 1 学期(又は前期)終了時までの欠席日数(出席しなければならない日数における欠席日数)が、原則として 2 日以下であること。
*通信制課程に在籍の方はご応募いただくことができません。
(4) 在学中にクラブ活動、生徒会活動、ボランティア活動等に積極的に参加している(又は参加していた)生徒であること。
【募集団体】公益財団法人辻静雄食文化財団
【奨学金概要】公益財団法人 辻静雄食文化財団 次世代リーダーシェフ育成奨学金 第 11回(2025 年度)募集要項
いかがでしたでしょうか。
「2025年10月締め切り」の返済不要の奨学金をご紹介させていただきました。
本記事でご紹介した以外の奨学金の情報を知りたい方は、奨学金情報が数多く掲載されている「ガクシー」のサイトをご確認いただくのもおすすめです。
3. 【奨学金に関するアンケート】貸与型奨学金、最も多い受給額は月額2万~4万円で32%
くらしとお金の経済メディア「LIMO」では、LIMOのメールマガジン会員(メルマガ会員)に「奨学金に関するアンケート調査」をおこないました。
アンケート項目の中で、メルマガ会員の方のうち貸与型奨学金(有利子型、無利子型含む)を利用されていた方に、「毎月いくら奨学金を借りていたか」について伺いました。
- 19999円以下 25.3%(19人)
- 20000~39999円 32.0%(24人)
- 40000円~59999円 18.7%(14人)
- 60000円~79999円 8.0%(6人)
- 80000円~99999円 8.0%(6人)
- 120000円以上 8.0%(6人)
※貸与型奨学金利用者数合計 75人(うち、有利子型無利子型併用利用者4名)
※100000円~119999円は該当者なし
最も多いのは、貸与月額「20000~39999円(24名)」で、貸与型奨学金利用者全体の32%を占めました。
なお、今回のアンケートにお答えいただいた方は全体で239名となり、貸与型奨学金を利用されていた方は、全体の31%という結果になりました。
4. 【奨学金】奨学金には「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金がある
ここで奨学金の種類についてご紹介しましょう。
奨学金には、大きく分けて「貸与型」の奨学金と「給付型」の2種類の奨学金があります。
4.1 貸与型の奨学金
学生に対して資金を貸し付ける形の奨学金です。「借金」のイメージが強い奨学金ですが、この「貸与型」の奨学金の印象が大きいことが伺えます。
貸与型奨学金の主な特徴は次の通りです。
1.返済が必要:卒業後、一定期間が経過した後、返済を開始します。返済額や返済期間は、奨学金を提供する機関や、奨学金の契約条件によって異なります。
2.金利:無利息のものや、「国の学生ローン」よりも低い金利が設定されているものもあります。また一部には市場金利に基づく利息が付く場合もあります。
3.利用条件:学業成績や家庭の経済状況などに応じて、受給資格が決まることがあります。申請時には、必要な書類や情報を提供する必要があります。
4.2 給付型の奨学金
優れた学術研究をおこなった学生や、成績優秀な学生に対して、基本的に返済不要となる奨学金です。対象となった場合、大学・専門学校等の授業料や入学金も免除、または減額されます。主な特徴は次の通りです。
1.返済不要:奨学金を受け取った学生に返済の義務はありません。
2.利用条件:上記の通り、学業成績や、特定の活動や分野に対する成績、そのほかにも家庭の経済状況などに基づいて支給されることが一般的です。選考過程があり、申請者が一定の条件を満たす必要があります。
3.支給形式:一度にまとまった金額が支給される場合もあれば、月々支給される場合もあります。支給方法や金額は奨学金のプログラムによって異なります。
また給付型奨学金の中には、学校法人や公益財団法人、福祉法人や企業などが、卒業後に事前に約束した職種に一定期間就くことを条件として、給付型奨学金制度を設けているところもあります。
今回のアンケート結果でご紹介したのは、LIMOメルマガ会員のうち、貸与型奨学金利用をしていた方が「毎月いくら奨学金を借りていたか」ですが、給付型の奨学金であれば、「卒業後、返せるかどうかが不安で奨学金を利用できない」という人でも安心して借りられるのではないでしょうか。
経済的な理由で進学を断念することがないように、奨学金を積極的に検討してみることをおすすめします。



