9月に入り、朝晩は少しずつ涼しさを感じるようになりましたが、日中はまだ残暑が厳しい日も続いています。
体調の管理と同じように、家計のやりくりにも気を配りたい時期ではないでしょうか。物価の上昇が続く中、年金だけで生活をしている方にとっては、少しでも家計の支えになる制度を上手に活用することが大切です。
そのひとつが「年金生活者支援給付金」です。この制度は、一定の所得水準に満たない年金受給者を対象に、年金に上乗せして支給される給付金で、申請が必要となります。
本記事では、年金生活者支援給付金の中でも「老齢年金生活者支援給付金」の給付基準額や対象となる条件、申請の方法についてわかりやすく解説します。
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1. 【9月請求書発送】新たな対象者には「緑色の封筒」が届く
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。
なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。