日本年金機構は、新たに年金生活者支援給付金の対象となる人へ、緑色の封筒を送付しています。
この中には、年金生活者支援給付金の案内と請求書(ハガキ)が入っています。
請求書は、令和8年1月5日までに日本年金機構に届くように提出しましょう。
手続きが完了すると、2カ月に1回、公的年金の支給日に、公的年金の受取口座に、年金生活者支援給付金が振り込まれます。
年金生活者支援給付金は、一定の要件を満たす年金受給者の生活をサポートする目的で創設された制度です。こうした性質上、1回限りではなく、公的年金と同様に隔月で継続して給付金が支給されます。
年金生活者にとって公的年金以外の貴重な追加収入となり得るでしょう。
なお、年金生活者支援給付金は基礎年金に応じて「老齢年金生活者支援給付金・障害年金生活者支援給付金・障害年金生活者支援給付金」の3種類あります。この記事では、高齢者世帯と関わりの深い「老齢年金生活者支援給付金」について支給要件や給付額、手続き方法を解説していきます。
1. 年金生活者支援給付金とは?
「年金生活者支援給付金」は、基礎年金の受給者が一定の所得要件などを満たす場合、年金額に上乗せして受け取ることができる給付金です。
受給中の年金種類に応じて、それぞれの給付金が設けられています。
- 老齢年金生活者支援給付金
- 障害年金生活者支援給付金
- 遺族年金生活者支援給付金
すでに基礎年金を受給中の人が、所得が下がったことなどにより新たに「年金生活者支援給付金」の対象となった場合、例年9月の第1営業日(2025は年9月1日)以降順次、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が緑色の封筒で届きます。
※老齢年金を繰上げ受給中の人には、別の様式で届きます。
なお、「年金生活者支援給付金請求書(はがき型)」が届いた場合、電子申請による請求書の提出も可能です。
スマートフォン(またはPC)とマイナンバーカードにより電子申請で提出した場合、郵送での提出は不要となります。