朝晩の風に秋の気配を感じる今日この頃ですが、夏の疲れが出てくる時期でもあります。体調管理に気をつけておきたいものですね。
さて、私たちの生活を支える公的年金ですが、老後の生活を年金だけでまかなうのは難しいという話を耳にする機会も増えました。
しかし、実際にどれくらいの世帯が年金だけで生活しているのか、具体的な数字を知る人は少ないのではないでしょうか。
厚生労働省の最新データによると、公的年金のみで暮らす高齢者世帯は半数にも満たないのが現状です。これは私たちが将来の生活設計を考える上で、無視できない事実です。
1. 老後、年金だけで生活できているシニア世帯の割合
2025年7月4日、厚生労働省は「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」をリリースしました。
これによると、年金を受給する高齢者世帯のうち、収入のすべてが「公的年金・恩給」である世帯は43.4%、つまり約6割が公的年金以外のお金が必要な状況にあることがわかります。
老後の生活費が公的年金だけでは不足する場合、働くことによる収入や貯蓄の取り崩し、あるいは運用で得た配当金などを活用する必要があります。