2. 「長篠の戦い」の最終決戦地となった愛知県新城市設楽原で発見

看板に書かれていた「設楽原決戦」とは、1575年に織田信長・徳川家康連合軍と武田勝頼軍との間で行われた戦国時代の合戦のこと。

長篠城をめぐる「長篠の戦い」の最終決戦で、現在の愛知県新城市設楽原周辺が戦場となりました。この合戦で織田軍は大量の鉄砲を用いた戦術で武田の騎馬軍団を撃破。武田軍の被害は甚大でした。

そんな古戦場の近くに立てられていたのが、話題となった看板だったのですね。投稿主の@RoOqHywdq31S1dpさんによると、看板は新城市の「長篠堰堤」と「花の木公園」付近、「馬場美濃守討死之地」の碑近くの路肩にあったとのこと。

看板を撮影した経緯を伺うと、「手書き看板という事もあり、書いた方の意思が伝わる様な気がする『味のある字』だと思い、写真に収めました」と話してくれました。

@RoOqHywdq31S1dpさんは奥三河の耕作放棄地の一部を「奥三河アルマス」と名付け、地域環境リーダーとして活動しています。

そんな@RoOqHywdq31S1dpさんに愛知県奥三河地域の魅力を伺うと、「新城市、設楽町、東栄町、豊根村の奥三河地域の自治体は、いずれも消滅可能性自治体です。私が『地域環境リーダー』として保全している新城市作手の湿原や『長篠・設楽原の戦い』の古戦場、東栄町の花祭、設楽町の山城の数々、豊根村で養殖されているチョウザメなど、様々な生き物や歴史を抱えております」と話してくれました。

続けて、「私自身、今は奥三河で耕作放棄地を利用した湿地帯ビオトープを管理しており、普段はビオトープに現れた絶滅危惧種や準絶滅危惧種など希少な生物の投稿を主としておりますが、東京からの移住者である私にとって、彼らが日常的に現れるという魅力的な非日常で溢れています。地域の方々が当たり前に思っているものが、こんなにもたくさんの方々の目を惹きつける事があるという事を、地域の方々にも是非知って頂きたいと思います」と話してくれました。

3. 愛知県の2023年の観光消費額は1兆482億4600万円

愛知県で撮影された写真が話題となったことに関連し、ここからは愛知県県の「観光消費額」を紹介します。

愛知県が公表している資料によると、2023年に愛知県を訪れた観光入込客数は約1億12万人。観光消費額は1兆482億4600万円となっています。

いかがだったでしょうか。今回は、Xで話題になっている「愛知県の古戦場に設置されていた看板」を紹介しました。

参考資料

小野田 裕太