シーボン、2Qは減益 サービス原価・イベント費用の増加等が影響

2018年11月21日に行われた、株式会社シーボン2019年3月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお届けします。IR資料

スピーカー:株式会社シーボン 代表取締役兼執行役員社長 金子靖代 氏
株式会社シーボン 常務取締役兼執行役員 三上直子 氏

決算のポイント

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三上直子氏:株式会社シーボンの三上と申します。本日はお忙しいなか、当社第2四半期決算説明会へ足をお運びいただきまして、ありがとうございます。

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まず私から2019年3月期第2四半期決算のご報告をさせていただき、そののち、社長の金子より、これからの取り組みについてご説明させていただきます。

まず決算のポイントについてご説明いたします。集客活動の効率化が進みまして、新規のお客さまの売上が増加いたしました。

しかしながら、台風21号等によりまして、8~9月の天候不順の影響で、既存のお客さまの継続数が伸び悩み、全体の売上高は62億3,200万円、前年比99.7パーセント、計画比で98.4パーセントとなりました。

利益面では、店舗等の設備投資の時期ずれなどから、販管費が計画より抑えられ、営業利益は1億6,700万円、前年比で68.4パーセント、計画比で128.6パーセントとなりました。

また、経常利益は1億9,200万円、前年比73パーセント、計画比130.6パーセントとなりました。

四半期純利益は1億1,000万円、前年比70パーセント、計画比で127.6パーセントという結果になっております。

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月次売上高の推移

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月次の売上高の推移になります。ピンクのグラフが2018年3月期の実績、緑のグラフが2019年3月期の実績となります。

8~9月にかけましては、台風による営業短縮や天候不順の影響を受けまして、継続数が伸び悩み、前年の売上を下回る結果となりました。

新規売上の状況

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直営店売上の内訳についてご説明いたします。初めてシーボンへご来店された新規のお客さまの状況です。

2019年3月期は、2018年3月期に引き続いて効率を重視したイベントプロモーションを行った結果、新規来店者数は前年・計画いずれにも届きませんでしたが、お客さまの単価が向上したことにより、新規のお客さまへの売上高は、前年比107.1パーセント、計画比104パーセントと伸長いたしました。

アフター売上の状況

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既存のお客さまへの売上の状況です。継続数、つまり1ヶ月に1回以上ご来店いただいたお客さまののべ人数は、前年比98.4パーセント、計画比98.1パーセントとなり、既存のお客さまへの売上高は前年比98.6パーセント、計画比97.6パーセントとなりました。

4月から新しい肌カウンセリングシステムの本格運用が始まり、フェイシャリストの教育体制の強化と合わせまして、カウンセリングの強化に取り組んでおりますが、台風等天候の影響を受け、8~9月にかけて継続数が伸び悩む結果となりました。

当社では、直営店売上の9割近くを既存のお客さまの売上が占めており、継続数の向上が業績回復の大きな鍵となっております。のちほど社長の金子より、お客さまの継続強化に関する取り組みに関しましてご説明申し上げます。

営業利益差異分析(前年同期比)

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営業利益について前年との差異分析です。2018年3月期第2四半期の営業利益は2億4,400万円、2019年3月期第2四半期の営業利益は1億6,700万円となり、7,700万円のマイナスとなりました。

サービス比率の上昇によるサービス原価の増加等により、売上原価が前年比105パーセントとなったことに加え、イベント費用の増加などによる広告宣伝費の増加が、賞与の減少や人員の差異による人件費の減少で相殺され、販管費が前年並みとなったことから、営業利益は前年比68.4パーセントという結果になりました。

サービス原価につきまして、簡単に補足いたしますと、当社では店舗経費のうち、フェイシャルマッサージの施行に係る費用をサービス原価として、その他の費用は販管費として計上いたしており、美容スタッフの総労働時間に対する施行時間の割合でサービス比率を決定いたしております。

この第2四半期においては、サービス比率の上昇により、サービス原価が3,800万円増加し、サービス原価が増加した分、販管費が3,800万円減少いたしました。

営業利益差異分析(計画比)

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営業利益について、計画との差異分析です。2019年3月期第2四半期の計画は1億3,000万円、実績は1億6,700万円となり、3,700万円のプラスとなりました。

既存のお客さまの継続数減少により売上高は減少したものの、新規出店を含め、店舗等の設備投資計画の時期ずれが発生したことに加え、デジタルマーケティング等の計画を一部見直したことにより、販管費が計画比96.2パーセントに抑えられたため、営業利益は計画比128.6パーセントとなりました。

サービス原価につきましては、前年比の説明と同様に、サービス比率の上昇により、2,000万円の差異が発生し、サービス原価が増加、販管費が減少いたしました。

貸借対照表ハイライト

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貸借対照表についてです。資産は、116億600万円となり、前期末より1億7,600万円減少いたしました。おもな原因は投資有価証券の減少1億円、商品及び製品の減少3,500万円、建物の減少2,700万円などによるものです。

負債は23億5,700万円となり、前期より2億400万円減少いたしました。おもな原因は未払法人税等の減少1億2,600万円、その他流動負債の減少9,600万円などによるものです。

純資産は92億4,900万円となり、前期末より2,800万円増加いたしました。おもな原因は利益剰余金の増加2,400万円などによるものです。

最終的な自己資本比率は、79.7パーセントとなっております。

キャッシュフロー計算書

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キャッシュ・フロー計算書についてです。営業活動によるキャッシュ・フローは1億2,700万円となっており、おもな内訳は税引前当期純利益が1億8,100万円、減価償却費が1億4,100万円、法人税等の支払いが1億7,700万円といった内容になります。

投資活動によるキャッシュ・フローは、おもな内訳は有価証券の償還による収入が1億円、店舗の移転等による有形固定資産の取得による支出が9,900万円などとなっております。

財務活動によるキャッシュ・フローは-8,500万円となっており、おもな内訳は配当金の支払額でございます。

この結果、現金及び現金同等物の期末残高は27億1,400万円となり、前年より13.1パーセント増加いたしております。

計画に対する進捗状況

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通期計画に対する進捗につきましてご説明申し上げます。2019年3月期の売上高は、前年比101.5パーセントの127億5,500万円、経常利益は前年比55.6パーセントの3億4,800万円を計画いたしております。現在のところ、業績予想に変更はございません。

2019年3月期は、Webマーケティングの強化や、交通広告の拡大によるブランド力の底上げ、将来を見据えた研究開発体制の強化、システム開発投資を積極的に行っており、販管費につきましては前年比104.6パーセントを計画いたしております。

これにより、利益が前年と比べ減少する計画となっておりますが、将来に向けた先行投資と位置付け、一つひとつ着実に実行していく予定でおります。

以上、決算のご報告を申し上げました。ご清聴ありがとうございました。

引き続き、今後の取り組みについて、社長の金子よりご説明申し上げます。

中期経営計画

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金子靖代氏:私から、これからの取り組みにつきましてポイントをご説明させていただきたいと思います。

シーボンは、2018年3月期から2020年3月期までの3ヶ年の計画として、「新たなシーボンへー革新と挑戦ー」という目標を掲げました。

おもな重点施策としましては、「新たなお客さまの開拓」「現場力の向上」「より強いブランドへ」という3つを重点課題を掲げ、今年はその2年目、9月末で(その)半分として取り組んでおります。

直営店の状況①

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店舗につきましては、現在110店舗で展開しておりますが、今期も前期に引き続き、マーケットが大きい店舗を中心に随時リニューアルを行っていくという方針で進めております。規模拡大をマーケットに合わせてしていくということを行っています。

7月には町田店を移設オープンいたしました。これにより、店舗面積も1.5倍に増え、大型化したことによって継続数の拡大を図ってまいります。

直営店の状況②

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12月1日には横浜店の規模拡大計画の一環として、「C’BON Queen’s横浜」をオープンする手はずになっています。

この「C’BON Queen’s横浜」では、ワンランク上のプライベート空間として、個室7室で展開をいたします。よりグレードアップした施術と製品で、VIPのお客さまのさらなるCS向上を目指していくという展開でございます。

新たなお客様の開拓

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新たなお客さまの開拓策としましては、イベントプロモーションを中心に効率的な集客活動を推進しており、新たな集客効率のよいイベントの開拓、イベント内容の多様化などを図っています。

また、PRスタッフの育成や新規顧客担当のフェイシャリストの教育の強化を行うとともに、Webマーケティングを強化して、肌チェックや独自のビューティーシステムの訴求を図っております。

この結果、2019年の3月期の第2四半期までの実績として、Webマーケティングについては前年比149.3パーセントという結果になっております。

こうした取り組みをしていった結果、新規売上高はここ4年間、伸長してきているという状況でございます。後半もまたそれに向けて取り組みを行ってまいります。

ブランド力の強化

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ブランド力の強化策として、交通広告の拡大を行っております。2018年9月には小田急線新宿駅のサイン広告、2018年11月にはJR品川駅のサイネージ広告などを行いました。

交通広告だけではなくて、女性向けの雑誌での露出を拡大したり、イベントや店舗でのディスプレイなどのビジュアルを統一していくということを行い、イメージの統一・訴求を図っているということでございます。

また、20代~40代を中心に幅広い層への認知度の向上を図っており、これによってブランドイメージの浸透を図り、集客や採用へのきっかけづくりを行っております。

既存のお客様の継続強化

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既存のお客さまとの強化策といたしまして、デジタルメディアを活用したお客さまとの接点の拡大を図っています。

2018年4月には、公式アプリをリニューアルいたしました。これによってサロン予約、ご利用履歴の確認、保有ポイントの確認など、使い勝手が向上したことにより、オンラインでの予約の増加に繋がりました。

オンラインの予約は来店率が非常に高いので、こうしたことが業務効率の向上にも繋がっているということでございます。

また、スマホや社員ホームページなど、eラーニングを活用した美容製品知識の教育体制もさらに強化を行っております。

こうした取り組みをすることによって、よりカウンセリング力を強化し、アフターのお客さまの売上を拡大していくということに取り組んでいるということでございます。

これからの成長に向けて

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10月以降の新たなコンテンツの提供の開始もいたしました。お客さまとのこういった情報提供をすることによって、繋がりをさらに強化していくという策をとっております。

また、これから先の成長に向けて、さまざまな社内改革の準備・実行を現在行っております。

2018年10月には、店舗スタッフの給与制度を一部見直しました。すべて見直したわけではなくて、一部ということになりますけれども、基本給の引き上げを行い、残業時間の削減に向けた取り組みを本格化しております。

現在、2交代シフト制を全店に標準化し、業務のたな卸し・効率化を図っているということでございます。こうした取り組みにつきましては、1、2年程度をかけ人事制度全体の見直しを図ってまいります。

定着率を向上するため、もう1つは採用力の強化を図っていく。こうした取り組みによって、店舗スタッフの人員の確保をしてまいります。シーボンらしい人事制度の構築を目指していくということでございます。

下期につきましては、PC-POS端末への切替を行います。今後の大規模システム開発に向けたインフラの整備の一環として、店舗オペレーションのシンプル化を図るために、現在行っております。

業務のスリム化を図り、カウンセリングや接客に集中しやすい環境の整備をしてまいります。

下期の主な新製品

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これからの新製品につきまして、10月には薬用美容液「MDシリーズ」の3アイテムをリニューアルしました。「スポットドライ MD」「MEエッセンス MD」「ホワイトスムージングエッセンス MDS」というエッセンスにつきまして、リニューアル発売を行いました。

11月には「美ボディサプリメント」ということで、からだの巡りに着目して、すっきりとしたしなやかなボディをつくるためのサプリメントを発売しております。

また、同じく11月に「葡萄美人」、サロン用の製品として「SPA 08」(を発売しました)。メリハリのある立体的な印象に導く、冬季限定のサロンケアセットということで、サロン用の「SPA」を発売しております。

また、12月には「酵素美人ー金」……生姜ですね。これを発売いたします。

以上で、私からの説明は終了させていただきます。ご清聴ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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