2. 25日線、200日線を奪回するが上値は重い

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。4月7日には一時、3万1000円を割り込み、3万792円まで下落しました。ただ、その後大きく反発すると、じりじりと価格を切り上げ、5月13日には一時、3万8494円まで上昇しました。しかしその後は200日移動平均線付近で、もみ合う動きになっていました。ただ、先週初の6月16日には陽線となると終値ベースで3万8000円台を回復、ローソク足の実体が25日線、200日線も超えました。週末には陰線となりましたが、終値ベースで3万8000円台を維持しています。

今後の展開はどうなるでしょうか。先週、25日線、200日線を超えたのはいい兆候です。3万8000円~4万円にかけては過去に売買が積みあがっており、抜けるのにパワーがかかるところですが、ここを抜けると一段上のステージに上がります。まずは今週、3万9000円台を回復できるかどうかがポイントになります。

先週、25日線、200日線を超えたのはいい兆候です。まずは今週、3万9000円台を回復できるかどうかがポイントになります。

日経平均株価

NicoElNino/shutterstock.com

 

参考資料

下原 一晃