2.2 公的医療保険の種類と自己負担のしくみ【健康保険・国民健康保険】
公的な健康保険に加入していれば、実際に負担する医療費が1〜3割で済みます。日本は「国民皆保険」の制度が確立されているため、全員が何らかの医療保険に加入しているはずです。
また、公的医療保険には高額療養費制度という仕組みがあるため、1カ月あたりの医療費に上限が設けられます。ケガや病気になった際に、自己負担額を抑えて安心して治療を受けられる仕組みとして、大切な役割を果たしています。
2.3 介護保険制度の内容とは?
40歳以上になると介護保険に加入します。介護保険に加入することで、要介護の状態や所得状況に応じて、1~3割の自己負担割合で介護サービスを利用できます。
かつては、親の介護が必要になったら子が介護をしていました。しかし、共働き世帯が増えている昨今においては現実的ではありません。
家庭だけで介護に備えるのではなく、社会全体で要介護の状態の方を支える制度として、介護保険は大切な役割を果たしています。