しかし断乳だけは、いくら子どもが泣いても暴れても、おっぱいをあげません。あまりに泣かれるとママも辛いですし、夜も眠れず、胸も張るので痛い思いをします。育児の中で、断乳だけが母子ともに不自然に感じました。
授乳は体だけでなく、「ママに甘えたい」といった気持ちを満たす「心の栄養」を担う部分も大きいでしょう。育児をする上で、心の栄養は最も大切ともいえます。
しかし「1歳過ぎればご飯も食べるし、おっぱいの栄養もなくなる」と、心の栄養は見過ごされがちに。甘えたい気持ちを大切にし、親子ともに心に無理のない卒乳を選択する形があっても良いのではないでしょうか。栄養の話も、母乳は血液からできているので、確たる根拠はないようです。
もちろん離乳食の進みが良くない、夜中に何度も起きる(長女がこのタイプです)、復職するなど、理由があっての断乳もありますが、特に理由もなかったので筆者は自然卒乳へ切り替えました。
臨月に自ら卒乳した長男、タンデム授乳の次男
寝る前のみ長男に授乳する中、次男を妊娠。産婦人科では「妊娠後期までには断乳を考えてほしい。昔はあげてた人もいるにはいます。こればっかりは個人差が大きいのです」といった話がありました。