東芝が年初来高値、スルガ銀行は爆騰! 日経平均株価は小反落

【東京株式市場】 2018年11月15日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小反落、一時▲232円安も下押しはせず

2018年11月15日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,803円(▲42円、▲0.2%) 小反落
  • TOPIX 1,638.9(▲2.2、▲0.1%) 小反落
  • 東証マザーズ総合指数 956.8(+8.0、+0.9%) 4日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,111、値下がり銘柄数:911、変わらず:89
  • 値上がり業種数:16、値下がり業種数:17
  • 年初来高値更新銘柄数:7、年初来安値更新銘柄数:145

東証1部の出来高は15億54万株、売買代金は2兆3,409億円(概算)となりました。出来高は前日より増えましたが、売買代金は減少しています。米国NY市場の続落を受けて模様眺めムードが強まりました。一方で、決算発表後の銘柄に対する売買も増えたため、売買代金では閑散相場という状況ではなかったようです。

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そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しながらも、下値を固める展開となりました。米国株の下落を受けて、寄り付き直後には一時▲232円安まで売られましたが、序盤には一時▲27円安まで下げ幅を縮小しました。その後は21,700~21,800円で膠着状態となりましたが、結局は下押しすることなく小反落で引けています。終値でもかろうじて21,800円台を維持しました。

なお、TOPIXも同じような値動きで小反落となっています。

東証マザーズ総合指数は4日ぶり反発、売買代金は4日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は7,969万株、売買代金は892億円となりました。出来高は前日より増加しましたが、売買代金はほぼ横ばいでした。先週は回復感が見られていた個人投資家の物色意欲が減退し、売買代金は4日連続で1,000億円を割り込んでいます。

ただ、主力株に買い戻しが入ったこと等から、総合指数は4日ぶりの反発となりました。このまま1,000ポイント回復を目指すのか、引き続き個人投資家の物色意欲の回復が大きなカギになりそうです。

ソフトバンクGが大幅反落、東京電力ホールディングスは連日の高値更新

個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が大幅反落となり、ファナック(6954)、東京エレクトロン(8035)、ダイキン工業(6367)などの主力大型株が大きく値を下げました。

また、ハイテク株に対する売りも続き、シャープ(6753)、三菱電機(6503)、TDK(6762)などが大幅下落となり、パナソニック(6752)は年初来安値を更新しています。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や三井住友フィナンシャルグループ(8316)が大幅安になるなど銀行株が大きく売られ、トヨタ自動車(7203)やSUBARU(7270)など自動車株も冴えない値動きとなりました。

一方、リクルートホールディングス(6098)が+5%超高の急騰となり、資生堂(4911)、ブリヂストン(5108)、電通(4324)なども大幅高となりました。

また、ハイテク株では東証2部の東芝(6502)が大きく値を上げて年初来高値を更新し、電力株では東京電力ホールディングス(9501)が連日の高値更新となっています。

その他では、前日に決算発表を行ったスルガ銀行(8358)が悪材料出尽くし感から、一時+10%超高の爆騰となったことが目を引きました。

新興市場では、業績下方修正の中村超硬(6166)が大暴落でストップ安となり、キャリア(6198)やインターネットインフィニティー(6545)とともに年初来安値を更新しました。また、RAIZAPグループの大幅赤字転落に伴うリストラ実施により、傘下にある夢展望(3185)も大暴落のストップ安で引けています。

さらに、時価総額が最大のメルカリ(4385)も急落し、終値で再び公開価格(3,000円)を割り込みました。

葛西 裕一

参考記事

国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。