5. ねんきん定期便の電子版「ねんきんネット」で年金見込額を調べてみよう!
自分の年金見込み額を知るには「ねんきんネット」の活用が有用です。
「ねんきんネット」は、年金記録の確認、年金見込額の試算、通知書の閲覧等、年金情報を確認できるサービスです。
年金に関する各種手続きを、24時間いつでもどこでも、スマートフォンやパソコンから利用できるので便利ですね。
利用するには、基礎年金番号を持っている必要があります。
※昭和61年4月以前に年金受給権が発生した老齢年金受給者の方はご利用いただけません。
登録方法は下記の2種類です。
- マイナポータルとの連携
- ユーザIDの取得
詳しくは、日本年金機構のホームページをご覧ください。
6. まとめにかえて
厚生年金+国民年金で月額15万円以上を受給する人は、厚生年金受給権者の半数に満たないことを確認しました。
月額〇万円未満・以上の受給権者の割合を他のケースでも見てみましょう。
- 10万円未満の割合:21.2%
- 10万円以上の割合:78.8%
- 15万円以上の割合:47.6%
- 20万円以上の割合:16.3%
- 20万円未満の割合:83.7%
- 30万円以上の割合:0.09%
月額10万円以上の人は8割近くを占めています。10万円~15万円未満を受給する人が多いことがわかります。
現役世代の収入と比較すると心もとないと感じるかもしれません。記事内でお伝えしたとおり、自分の年金受給見込額を把握してみましょう。そして、老後生活をシミュレーションし、「準備」を進めていきましょう。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省「「年金生活者支援給付金制度」について」
- 日本年金機構「ねんきんネット」とは?
和田 直子