2. 投稿主の最新の作品を見て納得
とんでもないクオリティの写実作品を投稿したのは、洋画家の寺井達哉さん(@XUAhqCPELcQNiyj)。寺井さんは静物画を中心に油絵、水彩画、鉛筆画を描いており、受賞歴も多数。
そんな寺井さんのXアカウントに投稿されている最新の作品も、圧倒的な表現力と描き込み具合に目を奪われてしまいます。
寺井さんに絵を描き始めた経緯を伺うと、「小学生の頃、地区コンクールで入賞したのがきっかけです。ただし本格的に学ぶのは高校1年頃からです」とのこと。
話題となった鳥の絵は約1週間かけて制作したそうで、こだわった点については「色調(専門用語ではヴァルール)にこだわりました」と話してくれました。
今回の投稿には、「上手すぎ」「写真かと思った」「触れたときの硬さまで伝わってきそう」「なんだか寂しいけれど温かみも感じるような不思議な感覚にとらわれます」といった感想が多数寄せられ、ポストは盛り上がっています。
大学の後輩にメチャクチャ上手い奴が入ってきて、そいつに頭下げてデッサン教えてもらって初めて描いた写実作品がこちらです。 pic.twitter.com/nDiXuRujs0
— 寺井達哉 (@XUAhqCPELcQNiyj) April 12, 2025
3. 2023年の日本のアート市場の総売上高は6億8100万ドル
絵画が話題となったことに関連し、ここからは日本のアート市場の規模を紹介します。
文化庁が行った調査分析レポート「The Japanese Art Market 2024」によると、2023年の日本のアート市場の総売上高は、推定6億8100万ドル(946億5900万円*)。
2023年のアジアのアート市場において日本のシェアは5%で、80%のシェアを誇る中国に次いでアジア第2位の市場となっています。
*令和5年12月26日告示の財務省支出官レートより、アメリカ合衆国通貨1ドルにつき139円で計算
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている初めて描いた「写実作品」紹介しました。投稿主の寺井さんのXアカウントでは、ほかにも思わず息をのむ作品が多数投稿されています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太