8. 【いまどきシニアのお仕事事情】65歳以上の年齢階級別就業率は過去最高
現代では働くシニアも増えています。
総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」より、65歳以上の年齢階級別就業率を確認しましょう。
8.1 65歳以上の年齢階級別就業率
- 65~69歳:52.0%
- 70~74歳:34.0%
- 75歳以上:11.4%
一昔前までは60歳で退職が一般的でしたが、現代は60歳代後半で約半分が就業しており、70歳代前半でも約3人に1人が就業しています。
9. まとめにかえて
今回は、年金の仕組みから年金の平均受給額などについて解説してきました。
将来の年金受給額には個人差があります。ご自身の年金見込額を知りたい方は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用して確認しましょう。
将来の年金額に不安がある人は、資産運用を活用する方法もあるでしょう。
近年では、新NISAやiDeCoなどの税制優遇制度を活用して老後資金を準備する人が増加傾向にあります。
資産運用は運用成績によっては資産が増える期待がもてる反面、リスクも伴います。
さまざまな方法を比較検討して、自分に合った方法で老後資産をつくっていけるとよいですね。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構 年金用語集「た行 特定事業所」
- 日本年金機構「厚生年金の保険料」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「付加保険料の納付」
- 総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」
長井 祐人