データ改ざんのKYBがストップ安! 日経平均株価は続伸

【東京株式市場】 2018年10月17日

株式市場の振り返り-日経平均株価は続伸、一時23,000円台回復の手前まで上昇

2018年10月17日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,841円(+291円、+1.3%) 続伸
  • TOPIX 1,713.8(+25.9、+1.5%) 続伸
  • 東証マザーズ総合指数 992.6(+20.4、+2.1%) 大幅続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,950、値下がり銘柄数:119、変わらず:40
  • 値上がり業種数:31、値下がり業種数:2
  • 年初来高値更新銘柄数:12、年初来安値更新銘柄数:22

東証1部の出来高は12億9,068万株、売買代金は2兆5,140億円(概算)となり、いずれも前日より微増となりました。米国NY市場の大幅高を好感したリスクオンモードが強まった一方で、引き続き様子見スタンスを取る投資家も多かったようで、盛り上がりに欠けた商いとなりました。

続きを読む

売買代金も2兆5,000億円レベルは維持したものの、微増程度に止まっています。

そのような中、日経平均株価は終日プラス圏での推移となりました。前場の半ばには一時+410円高まで買われ、23,000円台回復の一歩手前まで迫る場面もありました。

しかし、後場は上値が重くなり、一時+216円高まで上げ幅を縮小しています。大引けにかけてやや戻したものの、前場の勢いは続かない値動きでした。

なお、TOPIXも同じような値動きとなる続伸で引けました。また、上昇率は日経平均株価を上回っています。

東証マザーズ総合指数は大幅続伸、売買代金は4日連続で1,000億円割れ

東証マザーズの出来高は4,823万株、売買代金は831億円となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は増加しています。新興市場では大型株市場以上に様子見スタンスが強まった結果、売買代金は4日連続で1,000億円を下回る商いとなりました。

ただ、全体的に買い戻しが入ったため、総合指数は+2%超の大幅高で引けています。1,000ポイント回復も視野に入ってきたようです。

ソフトバンクGやファストリ株が大幅続伸、データ改竄のKYBはストップ安の暴落

個別銘柄では、東証1部銘柄の約92%が上昇する中、ファーストリテイリング(9983)、ソフトバンクグループ(9984)、東京エレクトロン(8035)などの主力値嵩株が大きく値を上げました。

また、前日に軒並み大幅安となったインバウンド関連株も、高島屋(8233)が大幅反発するなど、概ね反発して引けていますが、鈍いリバウンドに止まった銘柄も多かったようです。

その他では、2月から株価軟調が続く機械株の一角が買い戻され、安川電機(6506)やSMC(6273)がいずれも大幅高となりました。

一方、主力大型株では、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)とスズキ(7269)が下落し、TDK(6762)も冴えない値動きとなりました。

また、免震・制震油圧ダンパーのデータ改竄が明らかとなったKYB(7242)に売りが殺到し、▲18%安のストップ安で引けたことが目を引きました。

新興市場では、シェアリングテクノロジー(3989)が年初来高値を更新し、前日にストップ高のデジタルメディアプロフェッショナル(3652)も小幅続伸となりました。ただ、大きく値を上げる銘柄は少なく、全体的に静かな値動きとなったようです。なお、時価総額が最大のメルカリ(4385)は小幅上昇となり、31日ぶりの反発となっています。

葛西 裕一

ニュースレター

国立大学卒業後、国内・外資系の金融機関にて23年勤務後に独立。証券アナリストなどの職務を経験し、ファイナンシャルプランナー関連等の金融系資格を多数保有。専門は株式投資、貴金属投資、年金、相続、不動産。