貯蓄は目安でいくらあれば安心か
貯蓄の目安を年収対比で考える
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貯蓄はいくらあれば安心なのでしょうか。今回は、総務省の「平成26年全国消費実態調査 二人以上の世帯の家計収支及び貯蓄・負債に関する結果」をもとに、目安がいくらなのかをみてみましょう。
年齢階級別の貯蓄高はいくらか
世代ごとに年収も異なりますが、早速、貯蓄高を見ていきましょう。
- 30歳未満:348万円
- 30歳代:596万円
- 40歳代:930万円
- 50歳代:1592万円
- 60歳代:2133万円
- 70歳以上:2072万円
この貯蓄高は、貯蓄を保有していない世帯を含む平均となっています。
年を経るにしたがって、貯蓄高は増えているのが分かります。ただ、今回のデータでは、貯蓄が1000万円を超えるのは、50代以降ということになります。
もっとも、この平均値は、先にも触れたように貯蓄を保有していない世帯も含んでいます。したがって、極端に大きな金額の貯蓄を持つ世帯が含まれていると平均値が高めに引きずられることには注意が必要です。
全体の貯蓄の平均はどれくらいか
では、全世代の平均値はいくらでしょうか。
執筆者
LIMO編集部は、LIMO編集長である宮野茉莉子を中心に、経済や資産形成や資産運用といった投資をテーマとし、金融機関勤務経験者である編集者が中心となって情報発信を行っています。加えて「くらしとお金」に関係する旅行、園芸、ショッピングや外食といった身近なテーマを各種専門家である編集者がわかりやすく解説します。LIMO編集部のメンバーは、大手金融機関で機関投資家としてファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社やメガバンク、信託銀行で富裕層・準富裕層への資産運用アドバイス担当、調査会社のアナリスト、ファッション誌の編集長、地方自治体職員、ネットメディアの経験者などで構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ47年、正確には565か月となります。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFPなどの資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。LIMOは株式会社ナビゲータープラットフォームが運営しています(最新更新日:2024年4月22日)。