2. 1999年閉園の「伊豆富士見ランド」跡地

話題となった写真に映っていたのは、静岡県の韮山町(現・伊豆の国市)でかつて営業していた「伊豆富士見ランド」の跡地です。

「伊豆富士見ランド」は観覧車やスポーツ施設、プールなどさまざまな遊戯施設を有するレジャー施設でしたが、1999年に閉園。

現在は施設の一部が企業の研修センターとして利用されているようですが、かつてプールだった場所は当時の形を残したまま。周囲の木々だけが大きく成長し、独特の雰囲気を醸し出しています。

投稿主の@enuenuenubiさんに撮影地に足を運んだ経緯を伺うと、「普段から不思議な風景が好きでいろんな場所に行ったり調査したりしています。山の中に使われていないプールがポツンと残された場所があると知り、現地へ向かいました」とのこと。

プール跡を見た時の心境については、「木々に阻まれ現地にはたどり着けなかったのでドローンによる空撮で確認しました。遺跡のような、古墳のようなたたずまいで、その不思議・奇妙な景観に感動しました」と話してくれました。

3. 静岡県を訪れた旅行客の1人当たり消費支出額

静岡県で撮影された写真が話題となったことに関連し、ここからは静岡県を訪れた旅行客の1人当たり消費支出額を紹介します。

世界文化遺産の富士山をはじめ、駿河湾、浜名湖、寸又峡など自然豊かな観光スポットを多く有する静岡県。

静岡県が公表している「令和4年度 静岡県における観光の流動実態と満足度調査」によると、静岡県を訪れた旅行客の1人当たり消費支出額(2022年)は、総額1万9610円。

費目別にみると、交通費が4178円、宿泊費が7983円、飲食費が2984円、土産品・買い物代が3507円でした。いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている静岡県の廃プールを紹介しました。

投稿主の@enuenuenubiさんはフォトグラファーとして活動しており、普段から各地で見つけた不思議な光景を撮影して投稿しています。

深い森の中に突如出現する奇妙な杉のサークル

深い森の中に突如出現する奇妙な杉のサークル

出所:@enuenuenubi

現在、田んぼのまん中にポツンと佇む不思議な神社の写真集『田んぼのまん中の ポツンと神社』が発売中なので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

参考資料

小野田 裕太