2. 「御神渡り」ならぬ「ハクセキレイ渡り」と話題に
長野県の諏訪湖といえば、冬の「御神渡り」が知られています。
御神渡りとは凍った湖面が山脈のように盛り上がる自然現象で、古くから「神様がお渡りになった跡」だと言い伝えられてきました。
発生のメカニズムは、冬場の寒さで厚さ10センチメートル以上になった湖の氷が昼夜の温度差によって膨張・収縮が繰り返されること。しかし近年は暖冬の影響で湖が全面結氷する日が減っているそう。
そんななか、神様ではなくハクセキレイが湖を渡る姿はまるで「ハクセキレイ渡り」だと大きな話題を集めました。
3. 「波乗りのプロ」「忍者みたいでカッコいい」と大反響
ハクセキレイが凍った湖を歩く姿が投稿されると、ポストには9万4000件を超えるいいねが寄せられる大反響となりました。
投稿には「波乗りのプロ」「忍者みたいでカッコいい」「鳥さん凄い」と驚いた人からのコメントが続出。
ほかにも「これが御神渡りか…」「御神渡り鳥」とハクセキレイの姿から御神渡りを連想した人の声も寄せられました。
投稿主の@birdpittiさんにこの光景を見たときの心境を聞いてみると、「ハクセキレイがあんなに不安定な足場を走ることには驚かされました。時々転びかけていることもあってかわいくてほっこりしました」とのこと。
続けて、「この時期は諏訪湖の氷が割れてできる『御神渡り』が期待されますが、神様じゃなくて鳥が渡っているという点もネタ的に面白いなと思いました」とも話してくれました。
そんなとこ歩くの? pic.twitter.com/Zy5jH2sdCk
— pitti (@birdpitti) February 11, 2025
4. 長野県の観光地消費額は3086億8700万円
長野県の諏訪湖が話題となったことに関連し、ここからは長野県の観光地消費額を紹介します。
軽井沢高原や善光寺、上諏訪温泉、松本城など多くの観光地を有する長野県。
長野県が公表している「令和5年観光地利用者統計調査結果」によると、2023年の長野県内の観光地の利用者数は延べ8014万人。観光地消費額は日帰り客による消費が約1402億4800万円、宿泊客による消費金額が約1684億3800万円、合計3086億8700万円でした。
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっている「湖を歩く鳥」を紹介しました。
参考資料
小野田 裕太