2. 日本の富裕層は増加傾向に
「富裕層と超富裕層」を合わせた世帯数は年々増えており、2021年の148万5000世帯から11.3%増加していることが明らかになっています。
2.1 「日本のお金持ち」は増加傾向に
同資料によれば、2021年から2023年の間に、富裕層と超富裕層が保有する純金融資産は大きく増加していることがわかっています。
富裕層では29.0%増(259兆円→334兆円)、超富裕層でも28.6%増(105兆円→135兆円)となり、両者を合計した総額も28.8%(364兆円→469兆円)拡大しました。
富裕層・超富裕層が持つ純金融資産の規模も世帯数の推移と同じく、2013年以降に増加傾向が続いています。
この数字を見て、「意外と多いな」と感じた方もいるのではないでしょうか。
続いて、証券会社で富裕層担当をしていた筆者が、「富裕層のお金の使い道」について解説していきます。

