アプリックス、2Qの営業損失は約2.5億円 早期黒字化に向け各取り組みを推進

2018年8月29日に行われた、株式会社アプリックス2018年12月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社アプリックス 代表取締役/取締役社長 長橋賢吾 氏
株式会社アプリックス 常務取締役 根本忍 氏

18年12月期第2四半期 累計P/L(連結)

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長橋賢吾氏(以下、長橋):株式会社アプリックス、2018年12月期第2四半期決算説明会を開催させていただきます。私が代表取締役社長の長橋と申します。こちらは常務の根本です。

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根本忍氏(以下、根本):よろしくお願いいたします。

長橋:本日は私から決算の説明をさせていただきまして、根本からR&Dに関する現状の施策についてご説明させていただきます。まずお手元の決算資料をご覧ください。当社では、第2四半期の8月14日に開示しました内容についてご説明させていただきます。

売上高が1億1,100万円、営業損失が2億4,800万円ということで、詳細についてはこのあとご説明をさせていただきます。

18年12月期第2四半期 売上高推移

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3ページ目をご覧ください。売上高推移でありまして、テクノロジー事業に関しましては売上高5,500万円と、前年同期に比べて若干減少しております。減収の要因としましては、基本的には当社の場合、第4四半期での売上高が多い状況もありまして、なかなか期中に大きな案件の売上が立ちにくいということでありますので、減収となっております。

18年12月期第2四半期 営業費用推移

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4ページの営業費用に関しましては、とくに大きなコメントはございません。

18年12月期第2四半期 受注高・受注残高

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5ページをご覧ください。受注高・受注残高であります。受注高・受注残高ともに2桁増えてございます。基本的には、当社のソリューションのところに関しましては、いくつか案件がございまして、その追加をいただいたという状況でございます。

当社の場合、受注高から売上高になっていく期間はそれほど遅くなりませんので、年内には今年度の受注高・受注残高に関しては売上に立てていきたいと思っております。

主要な新サービスの進捗状況

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次のページをご覧ください。6ページ、主要な新サービスの進捗状況ということであります。当社の1つのサービスとしまして、水処理システムのIoT化、「HARPS(ハープス)」があります。これは米国、欧州、日本に展開しており、目標契約数は25件ですが、お客さまから引き合いがあり、10件確保することができました。年内にはなんとかもう少し目標に近づくように努力していきたいと思っております。

(「HARPS」は)お客さまからもとても好評でございます。例えば、レストランやホテルなど、そういったところに「HARPS」というシステム、流水メーターを設置して、今どれぐらい水が流れて、どれぐらいでフィルターがなくなるかということを、遠隔で対応できるというサービスになります。

これは水処理業者に関しましても比較的メリットがあるということで、お客さまのニーズなども見ながら、うまく契約件数を増やしていきたいと思っております。

経営合理化の取り組み「役員報酬等の減額」

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7ページをご覧ください。経営合理化の取り組みです。これは7月の取締役会で決議をしました。ご覧のとおり、売上に関しましては第4四半期にある程度出るということもありますが、まず役員報酬を減額しました。私と根本の2名の役員報酬に関しまして、2割減額という決議をしました。一般従業員に関しましても、8~12月まで10パーセントの減額というかたちにしております。また賞与に関しましても、夏季及び冬季の賞与は不支給としております。

基本的には戻しが12月末になりますので、その後に関しましては戻すということで考えております。売上はなるべく早く黒字にもっていきたいと思っておりますので、これから説明する成長戦略も含めて、このあとしっかり売上を立てて、黒字に向けて取り組んでいきたいと思っております。

新株予約権の状況

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8ページ、新株予約権の状況です。これは、今年の2月に決議した第M-2回新株予約権です。累計行使率が47.8パーセント、調達予定の進捗率が31.6パーセントという状況になっております。第S-3回新株予約権に関しましては、記載のとおり消滅しております。

では、今後会社としてはどういったことに注力していくかということに関しまして、これから簡単に説明させていただければと思っています。

CONNECTING THE UNCONNECTED

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10ページをご覧ください。去年の11月に、当社の経営スローガンとして「CONNECTING THE UNCONNECTED」を設定しました。もう30年近くアプリックスを経営していますが、今まではつながっていないものとつながっていった……例えば組込みの中でのアドネットワークなどですが、そういったものをこれからも活かそうという理念で、つながっていないものをこれからつなげていくということを会社のミッションとしてやっていきたいと思っております。

アプリックスのこれまで

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これまでの実績に関しましては、何度も説明させていただきましたが、簡単に説明させていただきたいと思います。

当社はこれまで、(例えば)90年代は「CDWriter」といったCD-Rソフト、次に右のネットワークのインフラとして、組込みシステム向けWebブラウザ、2000年には制御のインフラとしてJavaプラットフォーム「JBlend」(などを手がけましたが)、これはかなり大きな実績になったということです。

ガラケーからスマホへというところから売上が減少して、現状、2010年代からIoT、M2Mのインフラということで、IoTトータルソリューションを推進しております。こういったことを踏まえまして、新しいインフラというところに注力していきたいと思っております。その中でのアプリックスの強みに関しまして、12ページをご覧ください。

アプリックスの強み

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IoTという話になってきましても、組込みということには変わりないことです。組込みに関しまして、ハードウェアは直接当社がつくっているわけではないのですが、その上のファームウェア、アプリケーション、クラウドの3つをバランスよくきちんと開発できる、お客さんに提供できるところが当社の強みだと思っており、そういったところを伸ばしていきたいと考えております。

アプリックスのソリューション

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次のページ、13ページです。アプリックスの強みということで、米国での先端的な実績というところであります。現在、アメリカに1人、執行役員がおります。彼がアメリカやヨーロッパをかけ回って、先ほどの「HARPS(ハープス)」など、いわゆる浄水器系のソリューションをお客さまに提案しています。

そういったものは、とくにアメリカですとかなり早いといいますか、出たばかりのものを提供してほしいというリクエストがあります。そういったお客さまとうまく対話して受注し、そうしたアメリカのソリューションを日本にもっていくというところで、ユニークな存在だと思っております。

アプリックスのソリューション(コーヒーメーカー)

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大規模プラットフォームの運用実績ということで、基本的には当社の一番大きなお客さま、ネスレ日本株式会社さまの運用をやっております。ネスレ日本さまの「バリスタi[アイ]」は、アクティブユーザーが10万人を超えるかなり大きなプラットフォームでございまして、そういったところのアプリ開発や、運用・運営を当社で担当させていただいております。

こういったノウハウを横展開するというのが、今我々の経営での非常に大きなチャレンジで、こういったところをうまく次につなげていきたいと思っております。

現状と課題

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15ページをご覧ください。そういった中での当社をめぐる現状と課題ということで、単純に言ってしまいますと売上がまだ足りない状況です。これまで、コストダウンに関してはかなりいろいろ進めてきまして、おおむねめどはついたかなと(思っています)。ちょっと先ほどご案内しました賞与・給与についてですが、そこのところを置いておくとしても、コストに関してはある程度の見通しがつきました。というわけで、今度は売上を伸ばさなければいけないだろうというところが、我々の一番大きな経営課題と認識しております。

そういった中で、では何をするかというところですが、2点あります。まず1つが、次にご説明させていただきます3本の矢による成長加速で、これからご説明します。あとは、事業提携及びM&A。こちらにつきましては引き続き進行中ということであります。

黒字化に向けた3本の矢

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16ページをご覧ください。黒字化に向けた3本の矢ということで、まず第1が既存ビジネスでの売上拡大、第2が新規サービスでの売上拡大、第3が新しい分野への仕込み。この3点をバランス良く進めていくことが、今後のアプリックスにとっては必要なことだと認識しております。

既存のビジネスでの売上拡大

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17ページをご覧ください。まず第1の矢に関しましては、既存ビジネスの売上拡大ということです。当社は既存ビジネスとして、大きく分けて国内と海外があり、国内に関しましてはビーコンの販売体制の強化です。

35ページをご確認いただければと思いますが、累計出荷台数48万台です。ビーコンは2011年初期からやっているということもありまして、お客さまがビーコンで何か作りたいという場合に、幸いなことにアプリックスに声をおかけいただけるということもありますので、そういったお客さまに関してきちんと対応して、きちんとソリューションを持っているということです。

さらにはビーコンだけではなく、システム開発というところまで踏まえて、お客さまに価値を提供することを、再度きちっとやろうというような方針で進めています。具体的には、現状、今までおろそかにしていたお客さまに再度アプローチするですとか、お客さまとの接点を作るという、当たり前といえば当たり前なんですけど、この当たり前をきちっとやるということが、非常に重要じゃないかなというところもありまして、ここに関してはきちっとした体制で進めていきます。まだ始まったばっかりですので、すぐにという話ではないですが、こういった体制で、第3四半期、第4四半期以降は、少しずつ効果が出てくると思っております。

次に受託開発の拡充ということです。先ほどご案内させていただきました、ネスレさまから、受託開発として、IoTやビーコンなど、そういったところに関する開発をさせていただいております。基本的な方針としましては、引き合い案件を断らないということです。

基本的には単価などが合わないなど、そういったことがない限りはきちんとお客さまの要件をお伺いして、そこから開発体制を整えて、場合によっては外注するというようなことです。これも当たり前ですが、この当たり前のことをきちんとやっていくということで、そういう体制で進めています。

これもやり始めたところではあるのですが……既存のお客さんからもリピートオーダーですとか、ちょっと違う案件ですとか、そういった引き合いもいただいています。こちらに関しましても、当たり前のことをきちんとやっていけば、きちっと売上につながって、結果につながっていくと思ってます。

海外に関しましては、先ほど申し上げました「HARPS(ハープス)」に関して、販売を強化していくというような状況であります。あとは既存顧客。当社ではこれまで何社かリリースを打たせていただきました。そういったお客さんとのリレーションを強化して、新しいバージョン(の提供です)とか、海外に関してはリピートオーダーを獲得していきます。

新規サービス・新しい分野への取り組み

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次のページですね。18ページをご覧ください。基本的には既存のビジネスの強化というのは限度があります。新しいこともやらないといけないだろうということで、新しいサービスへの取り組みの強化です。こちらに関しましては、国内は3つ出させていただきました。

1点目が打刻サービスです。これはビーコンを用いた打刻サービス、勤怠管理。当社のオリジナリティといいますか、ビーコンを設置して、スマホアプリをインストールすれば、来た時間がわかるといった簡単なサービスです。クライアントからの引き合いもあり、こういったことに関しましても、うまく育てていきたいなと思っております。

また「こそあどカメラ」……こちらが、コールセンターといったサービスからエンドユーザーの話を聞いて、写真と手描きでリアルタイムにサポートするサービスです。コールセンターだけではなく、そういうサポートサービスということで発表しました。こちらについては現在開発しておりまして、なるべく早期リリースを目指しているところでございます。

3点目がBeaBridgeGatewayです。これに関しては、ビーコンが発信する情報をWi-Fi経由でインターネットに発信するゲートウェイ……例えば温度センサーなどにつけて、ビーコンで無線LAN経由でクラウドに流すなど、そういったことができる商品であり、こちらに関しては7月20日に販売開始いたしました。

今まで会社としては、なかなかこういったものを出せなかったのですが、早く出して、きちっとお客さんに価値を提供しようという方針があり、7月20日にリリースさせていただきました。まだ引き合い状態のところもありますが、きちんとお客さんのニーズをヒアリングして、新しいサービスに関しましても育てていきたいと思っております。

また、光通信さんと作った合弁会社のBEAMOと、こういった製品をうまく一緒にやっていくような体制をつくっています。こうしたところからも売上に貢献していきます。

第3の矢が、研究開発です。これはあとで根本から説明させていただきます。研究開発に関しまして私からコメントすると、非常に重要だなと思っていまして、今までそういったイメージだったのですが、尖ったことをやっていく会社、また面白いことをやっている会社、またこの会社と一緒にやりたいなというようなところで、研究開発も非常に重要な要素だと考えております。ここは歯を食いしばって盛り上げていかなければいけないと思っております。

事業展開に係る中期的タイムライン

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19ページに関しましては、ロードマップということであります。私が代表取締役に就任してから今年で2年目です。1年目はどちらかと言うとコスト削減や体制の作り直しみたいなことをやってましたので、今年に関しましては、コスト削減は先ほど申し上げましたとおりですので、どうやって売上を増やすか、成長企業になっていくかということが、一番大きなチャレンジです。

先ほども申し上げましたように既存のビジネス、受託とビーコンを強化しながら、新しいビジネス(を展開できればと思います)。さらに研究開発で尖ったサービスを出す。そういった、シンプルで当たり前といえば当たり前のことをきちっと実行して、なるべく早い段階で黒字化を目指していきたいと思っております。

コミットメント

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やはりアプリックスの良いところは、エンジニアが新しいサービスや面白い技術を見つけてきて、それを世に出すということだと思ってます。そういったカルチャーを大切にして、新しいサービス・製品を出していけるような環境を提供していけるよう、最大限努力していきたいと思ってます。

2点目に関しましては、決算に関しましては、なかなか忸怩(じくじ)たる思いがありまして、なかなか黒字体制にならず、現状では赤字というような状況ではあります。しかし何度か申し上げているとおり、基本的には黒字化は必達だと思っております。

いつという話に対しては、なかなか公約できないところもあるのですが、必ず早期の黒字化……自分がなによりも黒字化ということを目標に邁進しておりますので、早期の黒字化を達成して、企業価値の向上に向けて社員一同努力していきたいと思っております。

私からは以上でして、根本からご説明させていただきます。

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根本:根本でございます。よろしくお願いいたします。私の方は研究開発・事業開発及び事業提携を主に担当させていただいております。どういう方向性でやっているかというようなことぐらいしか、リリース前のためお話ができない部分もありますが、基本的には先ほど長橋がご案内申し上げました、昨年11月9日に発表した新ビジョンです。この書類の中ですと、先ほどの19ページ、これが実は新ビジョンのプレスリリースの図でございます。

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それから戻りますが、11ページの下の方に赤字で書いてある部分。これまでの実績を元にIoT/CPS・AI・Robot・BigData時代の新しいインフラの構築・開発・運用を進めます。これが昨年の11月の新ビジョンの内容でございます。

従いまして、まったく新規のもの、ないし私どもにはかなり縁遠い技術を持って来て、それを予算を掛けずに作ろうというような夢物語的なことをやろうとしているのではありません。アプリックスの今までのライン及び現状の……先ほどのビーコンは「HARPS(ハープす)」などいろいろございましたが、現在のIoTという基軸から少し周辺の関連事業・関連ビジネス・関連技術の方に足を踏み出しているというのが、正直なところでございます。

当然、AIやRobot・BigDataは少し言葉としては古くなってまいりました。今ですと、これも沈静化しつつありますがブロックチェーン、深層学習、ディープラーニングといったところもIoTとは密接につながってきておりますので、ここについては(今後の取り組みに)該当しているということです。

従前の守備範囲

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19ページにも書いておりますが、2019年、来年には少しインダストリアルな方向でいくといったことで、ほぼこのラインに乗っております。もう少し詳しくお話をすると、22ページの従前(の守備範囲です)。ここで従前と書いておりますのは主にIoT関係だけで、CDWriterや組込みブラウザはあまり入っていません。

この右側にありますのが、IoT World Forumというところで、いわゆるIoTの7階層というものが定義されまして、日本の組込みの業界団体等でも、これを使っておるのではと思っております。

この中で1番下が、いわゆるデバイス寄り、ないし半導体のところです。1番上がいわゆるビジネスコラボとなっております。私どもがIoTビジネスの中でやってまいりましたのは、1番下のビーコンを作る……前年期ぐらいですと半導体も作っておりますので、1番下の部分をやらせていただいております。

次は、先ほど長橋からご報告いたしましたBeaBridgeGateway以外は、IoTIZRをはじめとするGatewayないしはConnectivityというところです。そして6番目のアプリケーション。このスライドでは、「HARPS(ハープス)」のロゴが印刷されておりませんが、「HARPS」及び「hubea」、先ほどの「こそあどカメラ」というアプリケーション寄りのものがここに入っております。

この後の事業拡大、ないしは長橋が申し上げた黒字化に向けてどうするかというのが次のページでございます。

戦略

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まず、4・5・6のなかで、6は取り組んでいるのですが、4・5というのは、例えばGoogleさんやAmazonさんなどがひしめき合っている領域です。ここは当然、戦いを挑むのではなくて、アライアンスを組んでいきます。

アライアンスも、事業提携という言葉がございますし、当然その中にはM&A、資本提携に関するものも入っておりますが、4・5・6の部分に関しては、主にはアライアンスを強化することで、私どもが対応できるようにしようと考えています。

それから1番下、いわゆるデバイスや半導体といったところも、ハードウェアと専業の方と組むことで、より早く、より短期的に市場導入が可能になります。ハードウェアですと、製造工程上さまざまなことがありますので、ここはやはり、昔のように私どもが内部でもつというよりも、各種のハードウェア屋さんときっちり組ませていただくという方向で進めております。

逆に、先ほどの第2の矢あたりでも少し出てまいりましたが、やはり新ビジョンにおきましてはその通信方式等との拡充を行います。幸いにもBluetooth・DLEに関しましては弊社の名前を書いていただくことが多く、いろんなニーズが顕在化してきております。さらにはIoT、例えばロジスティクス、倉庫の備品管理、あるいは農業、酪農など、いろんなことに活用されてきておりますので、必ずしもBluetoothのみに囚われることなく……今ですと5GやSigfox、あるいはLPWA全般に関しても、全面的に対応していくという方向性で進めております。

3番目。これも今年あたりから話題になっている言葉……AIに関するエッジコンピューティングという言葉が各社さんから言われはじめておりますが、要は少しだけお利口なものはデバイス寄りで、クラウドではない方に寄るという……すべてをクラウドにあげるという仕掛けが適応される分野はあるのですが、ご存じだと思いますが、国内のIoTではわざわざ全部をクラウドに毎回毎回あげる必要がない、ないしは逆に、通信が切断された場合には機能しないという事があってはならないような分野がたくさんあります。そこでエッジコンピューティング、つまりデバイス寄り、クライアント寄りのところで少しお利口なことをやるというものです。

これは先ほどアプリックスの説明の中で出てまいりましたが、そもそも携帯電話の中のJavaプラットフォーム使っていただいております。あれは携帯電話だけではなく、例えばインターネットカフェやビューオートメーション等々にも採用いただいておりますが、少しだけインテリジェントなものがデバイス側にあると(いうことで)、そういったものを元々手がけていました。そこを私どものコアコンピュータでは、こういうふうに差違を認識して捉え、ここを定めるという方向で進めております。

さらには、外に見えるようなものとしては7番目です。ここ10年ぐらいはアプリックスでは少し沈静化してきた部分ではあるのですが、まったくの異業種とのコラボレーションによるビジネスの立ち上げ、ないしはサービスの立ち上げです。それから既存の各社さんの各種サービスと弊社のサービス・デバイスコードを連携させることで、新しいビジネスモデルないしは新しいソリューションを立ち上げていくということです。

その中に、AIや機械学習・ブロックチェーン・音声……これはGoogleHomeやAlexaもそうですが、ここが今、私が担当しております事業開発室というセクションで集中的に取り組んでいるところです。逆に下の方は、研究開発室が集中的に進めているところです。

研究活動

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次のページに研究活動というページがあるのですが、1つには先ほど長橋からご案内いたしました第3の矢で、29ページにトピックスとして出ておりますが、屋内測位/位置情報システム市場向けソリューション「groma」というものを発表させていただいております。これが4月に立ち上がりました研究開発室の第1弾でございます。

その前の28ページにも「WIDEプロジェクト」という「SDM」に参加しましたと書いております。WIDEよりSDMワーキンググループとの絡みの一環として、今の「groma」が出てきております。それから元々Jフレンド組込みJAVAソリューションで、同乗させていただくまでに至ったのですが、そもそもJフレンドは、その前にJTRONというTRON仕様がありました。JTRON仕様は、実は弊社とTRONプロジェクトの坂村健先生との間で一緒に作らせていただいたものです。

実はTRON関係とは以前から……TRONプロジェクト、昔ですとTRON協会、現在ですとTRONコーナーなど、関係が深かったのですが、ここ数年は少し離れておりました。これも5月からWIDEとあわせまして、TRONプロジェクトにも再度戻っております。TRONとの中で、いくつか案件が進んでおりまして、早ければ年内にも発表させていただけるかもしれない案件を今、進めております。

それから5Gに関しましては、きちんと5GMFに入って活動させていただいている他、下の方に小さく書いてあります関連各学会、いわゆる産官学でもう1回連携するという流れで進めております。

スライドに書いてあるのはここまでです。基本的に先ほどの「groma」第1弾と申し上げましたが、「groma」というブランドが仮称となっており、この仮称を外すかどうかも含めまして、端的に申しますと、この「groma」の第2弾等々のリリースを現在準備しておるところでございます。そう遠くない時期にアナウンスをさせていただけるのではないかと思っております。

次に発表させていただく可能性がある技術に関しましては、基本的な開発はすでに終わっておりまして、今、各種マーケティング的なところや、あるいはその候補に関わるような準備、ブランディングに関する準備を進めておるところでございます。

それから、この「groma」という位置情報システムソリューション以外に数本、研究開発で進めているプロジェクトがございます。その中には例えば、よく新聞等で2020年に向けて、こういう予算が組まれましたというような報道がございますけれども、そういった2020年、ないしは東京ですと2023年というターゲットが掲げられておりますが、そこにかかるものにも、実は少し参加させていただいております。それもおそらく、可能であれば第3四半期中ぐらいにはアナウンスをさせていただきたいと思って進めております。

このほか、ある位置情報システムソリューションなのですが、別の市場向けのソリューションも数本ございます。これも近々アナウンスをさせていただけるのではないかと思っております。

これも先ほど長橋が申し上げました第3の矢ということですが、弊社の財務状況もございますので、コストをかけて開発するということではなく……基本的には今お話をしたことはすごく高いライセンス費を払っているようなこともなく、あるいは非常に高い機材を買っているということもなく、従業員の人件費プラスアルファぐらいで、あとはアイディア勝負で開発をしております。

ビジネスの市場への投入は少し先という感じでしたが、状況が変異してまいりましたので、今は急いで、年内にもいくつか……先ほど申し上げた4つぐらいの大きな弾があるのですが、これらを市場に投入できるように、研究開発および事業開発のスタッフ一同で邁進しているところでございます。

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あと1つ言い忘れたのですが、事業提携及びM&Aのアライアンスの方も、先ほど「ここも強くしていきます」と話した23ページの赤丸のついている分野を、異業種コラボレーションも含めて、事業提携及びアライアンスを進めております。

アライアンスの強化と改善は当然進めておりまして、いくつかお話をいただいて、それを温めています。これは然るべきタイミングが来てまとまった段階で発表させていただきたいと思っております。

4月から、M&Aないしは事業提携(の推進)ということで掲げており、幸いにもいろんなお話を頂戴することができました。もちろんエージェントさんの力も借りながら進めておるところでございます。私からは以上でございます。

記事提供:ログミーファイナンス

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