金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査 2024」によると、年金ではゆとりがないと考える世帯が「不安を感じる理由」は「物価上昇で支出が増えると見込んでいるから」がトップになっており、60歳代で63.3%、70歳代で62.8%にのぼります。

物価上昇が続き家計が圧迫される中、2024年12月に可決・成立した2024年度補正予算には、「低所得者世帯支援」として、特に物価高の影響を受けやすい「住民税非課税世帯」を対象とする給付金が盛り込まれています。

今回はこの住民税非課税世帯への給付金の概要や、住民税非課税世帯の要件について見ていきます。

1. 物価上昇が止まらない日本

「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年2月分(中旬速報値)」

総務省は「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)」

出所:総務省「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)

2025年3月4日、総務省は「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)」を公表。

これによると、2月の生鮮食品を除く総合指数は前年同月比2.2%上昇の108.5となりました。特に米類は前年同月比77.5%の値上がりとなり、5カ月連続で過去最大の上昇率を更新しています。

モノやサービスの値上げが続く中、2024年度補正予算(2024年12月成立)でも物価高騰対策の一環として「住民税非課税世帯への3万円給付金」が盛り込まれました。