シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はユニー・ファミリーマートホールディングス運営するコンビニエンスストア「ファミリーマート」の2018年8月の月次動向及びここまでの実績について振り返ってみましょう。

直近の月次実績はどうであったか

2018年9月10日に発表された2018年8月のファミリーマートの既存店日商は対前年同月比100.9%と若干ですがプラス成長となっています。また、その内訳ですが、客数が同100.9%、客単価が100.0%といずれもプラス成長となっています。

今期の既存店動向の振り返り

2019年2月期についてみると、2018年3月の既存店日商は対前年同月比100%を超えたものの、4月以降は各月で既存店日商は7月まで100%を割れていました。しかし、先ほども見たように8月からは100%を超えています。

3月から8月までの既存店動向の内訳をみると、客単価は3月から8月まで100%を超えていました。一方、客数は3-7月まで100%を割れている状態でした。ただ、8月は先ほども見たように100%を超えています。客数がプラス成長なのは明るい兆しです。

8月に入って、日商、客数、客単価のいずれもが100%を超えています。既存店動向が改善しつつあるファミリーマートの9月の動向に引き続き注目です。

青山 諭志