4. 「お金持ちの3つの特徴」その2:お金を使うだけでなく、増やすことも目指している

前述したとおり、お金持ちの方は節約に励んでいることが多いですが、趣味や旅行、子どもの教育資金などにはしっかりお金をかける傾向にあります。

しかし、お金を使うだけでなく、「増やすこと」を目的とした資産運用にも取り組んでいます。

いくらお金を稼いでも、使うばかりでは資産を増やすことは難しいということを理解しているからです。

なかには、パートナーや子どもと相談しながら、各家庭に合った資産運用を目指しているお金持ちの方もいらっしゃいます。

5. 「お金持ちの3つの特徴」その3:最新の情報を把握するよう、情報収集を怠らない

生活していくうえで知っておいたほうがよい制度や、資産運用に関係する制度は、時代の流れとともに変化する傾向にあります。

そのため、お金持ちの方は、最新の情報を把握するよう、情報収集を怠りません。

ニュースや新聞、インターネットなどを通してご自身で情報収集をするのはもちろん、専門知識が必要なこと、判断に迷うことなどがあれば、有資格者や専門家に確認し、納得できる判断ができるように努めている方が多いです。

6. まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。今回は、日本にいる富裕層の保有資産規模や世帯数についてご紹介しました。

野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」によると、日本の富裕層は増加傾向にあります。

純金融資産が3000万円未満のマス層は4213.2万世帯となっていますが、その一方で「純金融資産が5000万円以上1億円未満の準富裕層」は日本に325.4万世帯いることがわかりました。

証券会社で富裕層担当であった元社員の筆者が見てきた「お金持ちの3つの特徴」でご紹介したとおり、お金持ちの方は日常生活におけるコストを日々見直し、お金を使うだけでなく増やすことを目的とした資産運用に取り組んでいる方が多い傾向にあります。

ゆとりある家計を目指したり、資産運用を検討したりする際に、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考資料

安達 さやか