2. 後悔しがちなこと(2):出費の予定を確認しておけばよかった

資産運用を行うことでリターンが期待できますが、価格変動リスクなどが伴います。

そのため、生活費や万が一の時に備えた生活防衛資金は残しておくことが大切です。

新NISAやiDeCoを活用するのに用いる金額を決めるときは、まずは家計を見直して、直近の出費予定だけでなく、数年先の出費予定まで確認しておきましょう。

家計の余剰資金を超えた金額で、新NISAやiDeCoを活用するのはおすすめできません。

3. 後悔しがちなこと(3):金融商品ごとの特徴をよく理解しておけばよかった

金融商品を購入した方のうち、商品性を理解していないまま購入した人の割合

金融商品の特徴をよく理解していないまま購入したと答えた人の割合

出所:金融広報中央員会「「金融リテラシー調査2022年」の結果」

金融広報中央員会「「金融リテラシー調査2022年」の結果」によると、金融商品の商品性を理解していないまま購入した方は約30%もいることがわかりました。

金融商品を購入したことがある方で「商品性をあまり理解していなかった」「商品性を理解していなかった」と答えた方の割合は、株式24.8%、投資信託29.6%、外貨預金等28.7%です。

新NISAやiDeCoを活用により、金融商品が値上がりし続けると家計は潤うでしょう。

ただし、リターンが期待できるだけでなく、世界情勢や市場の動向などにより価格変動リスクが伴います。

「将来性が期待できるので、下がっても長期で保有し続ける」「〇〇まで値下がりしたら買い増しする」など、購入した金融商品が下がったときにどのような選択をするのか、事前に考えておくことが大切です。