子どもの教育資金や老後資金など、新NISAを活用して資産運用を始めている人も多いのではないでしょうか。

新NISAのつみたて投資枠対象商品の数は、2024年10月時点で301本あります。

金融商品の選択肢も多く、自身のリスク許容度に合わせた運用が可能です。

今回は、新NISAで50歳から65歳まで毎月5万円を15年間積み立てると資産がいくらになるか、利回り別シミュレーションを紹介します。

まずは、新NISAの基本的なしくみを解説します。

1. 新NISA制度の基本

新NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠があり、年間投資枠や非課税保有限度額が設定されています。

【新NISAのポイント】

  • 非課税保有期間が無期限
  • つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
  • 年間投資枠がつみたて投資枠「年間120万円」・成長投資枠「年間240万円」
  • 非課税保有限度額が最大1800万円・再利用可能
  • つみたて投資枠の投資対象商品は「長期の積立・分散投資に適した投資信託」
  • 成長投資枠の投資対象商品は「上場株式・投資信託等」

1.1 新NISAは運用益が非課税

通常は、株式や投資信託などの金融商品に投資すると、売却して得た売却益や配当・分配金には、20.315%の税金がかかります。

たとえば、資産運用をしていて運用益が100万円になった場合、20.315%の20万3150円が税金として差し引かれます。

新NISAの運用益は非課税2/5

新NISAの運用益は非課税

出所:金融庁「NISAを知る」

しかし、新NISAで資産運用して得た運用益は非課税になります。

さらに、非課税での保有期間は無期限のため、つみたて投資枠と成長投資枠の非課税保有限度額内であれば、非課税で運用可能です。

金融機関によって取り扱う金融商品は異なりますが、商品の幅も広く、希望する運用スタイルに合わせて選べます。

2. 【新NISA】毎月5万円×15年間で利回り別シミュレーション

ここでは、毎月5万円を15年間積み立てた資産を、利回り3%、5%、8%の場合で紹介します。

50歳から65歳まで15年間でどのくらい資産を増やせるのか、シミュレーションを見ていきましょう。

2.1 毎月5万円×15年間×利回り3%の場合のシミュレーション

まず、毎月5万円で15年間を利回り3%で運用したときのシミュレーションです。

毎月5万円×利回り3%×15年間のシミュレーション3/5

毎月5万円×利回り3%×15年間のシミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

【毎月5万円×15年間×利回り3%】

  • 将来の運用資産額:1135万円
  • 元本:900万円
  • 運用収益:235万円

50歳から利回り3%、毎月5万円で15年間積み立てると、年金生活が本格的にスタートする65歳には1135万円になる予想です。

2.2 毎月5万円×15年間×利回り5%の場合のシミュレーション

次に、毎月5万円で15年間を利回り5%で運用したときのシミュレーションを見ていきましょう。

毎月5万円×利回り5%×15年間のシミュレーション4/5

毎月5万円×利回り5%×15年間のシミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

【毎月5万円×15年間×利回り5%】

  • 将来の運用資産額:1336万円
  • 元本:900万円
  • 運用収益:436万円

毎月5万円を15年間、利回り5%で積立投資をした場合、運用資産予想額は1336万円です。

利回り5%での運用はリターンが大きいものの、リスクも高くなります。

資産運用を検討する際は金融商品や社会情勢などニュースや新聞、金融機関のホームページなどで情報収集して選びましょう。

2.3 毎月5万円×15年間×利回り8%の場合のシミュレーション

まず、毎月5万円で15年間を利回り8%で運用したときのシミュレーションを見ていきましょう。

毎月5万円×利回り8%×15年間のシミュレーション5/5

毎月5万円×利回り8%×15年間のシミュレーション

出所:金融庁「つみたてシミュレーター」

【毎月5万円×15年間×利回り8%】

  • 将来の運用資産額:1730万円
  • 元本:900万円
  • 運用収益:830万円

毎月5万円を15年間、利回り8%で積み立て投資をした場合、元本が900万円、運用収益が830万円になる予想です。

資産運用の利回りは期間中一定ではありません。

積立投資を始めた当初は利回り8%の運用商品の運用が、プラスに働くばかりではありません。

それ以上に運用がマイナスに働くことも考えられるため、自身のリスク許容度に合わせて検討しましょう。

3. 50歳代からでも老後資金の準備は間に合う

本記事では、新NISAで15年間積み立てた場合のシミュレーションと新NISAのしくみを紹介しました。

50歳代からでも老後資金の準備は間に合います。

なお、投資は自己責任です。

リスクを伴う金融商品のため、日ごろから新聞やニュースを見たり、金融機関や企業のホームページを見るなどして情報収集しましょう。

また、積立投資は無理のない範囲で長く続けられるよう、リスク許容度に合わせて積み立てる商品を選びましょう。

参考資料