2.6 ヤブコウジ(ジュウリョウ)

葉の下にぶら下がる小さな赤い実が清楚な「ヤブコウジ」

明るい緑色の葉の下に小さな赤い実をつけているヤブコウジ

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ヤブコウジは、別名「十両(ジュウリョウ)」とも呼ばれ、マンリョウやセンリョウ、ヒャクリョウ(カラタチバナ)と並んで縁起物とされる植物。葉と実のバランスがよく、秋から冬には小さいさくらんぼのような赤い実が楽しめます。

生育場所は半日陰が適しており、葉に斑が入る品種はシェードガーデンの彩りにおすすめ。成長はゆっくりですが、環境が合うと地下茎で増えるので、地植えにする場合は適切な管理が必要です。

※参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

2.7 サンキライ

リースや飾りとして楽しむツル植物「サンキライ」

つるに赤と緑の丸い実をつけているサンキライ

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ツル性のサンキライも秋から冬に赤い実を楽しめます。日本に自生する植物で、茎にはトゲがあるので取り扱うときは注意しましょう。

サンキライは秋から冬にかけて小さな実がなります。枝と赤い実のバランスがよく、そのまま花瓶にいけたり、リースを作ったりして飾るのがおすすめです。今の時期は苗より、ドライフラワーや枝ものの方が入手しやすいでしょう。

※参考価格:1000円前後(1本)

3. まとめにかえて

今回は、秋冬に赤い実がなる植物について紹介しました。

可愛らしい赤い実は、さまざまな方法で楽しむことができます。シンプルに鉢植えで玄関に飾るほか、枝ものとして室内に飾ったり、リースなどでアレンジしたりするのもおしゃれです。

年末のイベントを盛り上げる「赤い実の植物」を、ぜひ思い思いの方法で楽しんでくださいね。

LIMO編集部