総務省は2025年2月28日に「2020年基準 消費者物価指数 東京都区部 2025年(令和7年)2月分(中旬速報値)」を発表しました。
その結果によると、値動きの大きい生鮮食品を除く食料は5.0%上昇したことがわかりました。
東京都区部消費者物価指数は、全国の物価の先行指標と言われています。そのことから、今後も物価の上昇が続くことが考えられます。
物価の上昇により、消費支出が増加していることで、各家庭の資産も減っているのではと思う方も多いのではないでしょうか。
実は野村総合研究所が2025年2月13日に公表した調査によると、日本の富裕層は2013年以降増加傾向にあるようです。なぜ増え続けているのでしょうか。
今回は、証券会社の元富裕層担当者から教えてもらった富裕層の資産運用のコツとあわせて、最新の富裕層の分布データを見ていきましょう。
1. 証券会社の元富裕層担当社員が見た、富裕層の資産運用のコツ
ここからは、証券会社の元富裕層担当者から教えてもらった「富裕層の資産運用のコツ」をご紹介していきます。
1.1 富裕層から聞いた資産運用のコツ1:長期投資を取り入れる
富裕層から聞いた資産運用のコツ1は、長期投資を取り入れることです。
資産運用は短期的な目線で考えるのではなく長期的な目線で考えましょう。
例えば老後資産を準備する場合は65歳までに3000万円準備するなど具体的な目標設定をします。ポイントはいつまでにどれくらいの資産を準備するのかを明確にすることです。
目標が決まれば資産運用を継続しやすくなります。