2024年の夏は、国内の観光地やホテルで多くのインバウンドの姿が見られました。これからの紅葉シーズンに向けて、さらに増加すると見られています。
2024年9月30日、観光庁は訪日外国人消費動向調査として「2024年4~6月期の全国調査結果(2次速報)の概要」を発表。今回は、その中からシンガポールの訪日観光客にフォーカスを当てて、消費動向をチェックしてみましょう。
1. 【インバウンド】旅行消費額が9位のシンガポール
2024年4~6月期の訪日外国人の旅行消費額は、2兆1402億円(2023年同期比73.7%増、2019年同期比68.9%増)と推計。国籍・地域別では、中国が4389億円(構成比20.5%)と最も大きい消費額となりました。
続いて米国2802億円(同13.1%)、台湾2632億円(同12.3%)、韓国2265億円(同10.6%)、香港1721億円(同8.0%)となり、アジア圏の訪日外国人の消費が大きいことが分かります。
1.1 各国の訪日外国人旅行消費額と構成比
- 1位:中国4389億円(20.5%)
- 2位:米国2802億円(13.1%)
- 3位:台湾2632億円(12.3%)
- 4位:韓国2265億円(10.6%)
- 5位:香港1721億円(8.0%)
- 6位:オーストラリア885億(4.1%)
- 7位:タイ606億円(2.8%)
- 8位:カナダ533億円(2.5%)
- 9位:シンガポール529億円(2.5%)