3.2 国民年金の平均受給額
厚生労働省による「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2022年度末の国民年金の標準報酬月額平均は5万6428円となっています。
また、65歳以上の年齢別の平均年金月額は以下の通りです。
国民年金に関しては、厚生年金のような年代ごとの金額の差があまり見られないことが分かります。
とはいえ、国民年金だけで老後生活を送るのは難しいのが現状です。
将来国民年金だけを受給する予定の方は、今のうちから将来に向けた資産形成について考えておく必要があるでしょう。
4. まとめにかえて
国民年金、厚生年金の支給日や仕組み、平均受給額一覧などをご紹介しました。
国民年金や厚生年金などの公的年金は、原則として毎年偶数月の15日に、その月の前2ヶ月分の年金を受け取ることができます。
本記事では、年代別の平均支給額をお伝えしましたが、実際の受け取り額は個別に異なります。
実際の支給額については「ねんきんネット」を利用することでインターネット上で確認することも可能です。
年金支給日と支給額についてあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
参考資料
- 日本年金機構「年金はいつ支払われますか。」
- 厚生労働省「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「国民年金・厚生年金保険 被保険者のしおり」(令和6年4月)
- 厚生労働省「日本の公的年金は『2階建て』」
逆瀬川 勇造