最近よく話題に出るのが、「おひとりさま」という言葉。おひとりさまとは元々、飲食店に一人で来るお客さんのことを指していたようですが、最近では少しずつ使用範囲が広がり、恋人や結婚相手がいない人、結婚しないと決めた人のこともおひとりさまと言うようになりました。

そして、このおひとりさま、何が問題かというと、やっぱりお金のことなのです。

結婚というのは、たとえば旦那さんが病気で倒れ、その稼ぎがなくなったらどうするでしょうか。奥さんが働いて支えるというケースもあると思います。同じように、奥さんが働けなくなっても、旦那さんがきっと支えるのでしょう。しかし、おひとりさまの場合、そうもいきませんよね。自分以外に頼れる人がいないのですから。

そう考えると、結婚はけっこう重要なリスク回避策の一つなんです。結婚しないで生きていくと決めたら、おひとりさまで生きていくのに必要なお金を考えてみましょう。

まずはおひとりさまとして将来を見据えたときに、何が必要になるでしょうか。これには正解はなく、「住宅」と答える人もいれば「お金」と答える人もいます。それぞれ必要だと思うものがちょっと違うんですね。ですから、個人個人が必要だと思うものを現役のときにそろえておけばいいのです。

老後はゆったり田舎で暮らしたいというのであれば、まだ収入が得られる年齢のときに移住してしまうとか、お金をたっぷり貯めるとか、自分がどういう老後を過ごしたいかイメージしながら、自分が今できることを探してみましょう。

まとめ

いかがでしたか。アラサーになると、どうしてもお金のことが心配になってきますよね。でも、その不安はみんな同じ。焦る気持ちはわかりますが、焦るばかりではいい結果は出ません。ここまでの内容を参考に、今日やれることからちょっとずつ始めてみてください。きっと解決の糸口が見つかるはずですよ。

大塚 ちえ