ルイス・フロイスは戦国時代の日本を訪れたイエズス会の宣教師です。
高校日本史でその名を知った方も多いのではないでしょうか?
織田信長とは計十八回も会見しており、豊臣秀吉などその他の戦国武将とも面識を持ちました。
ルイス・フロイスはその著書『日本史』(ポルトガル語: Historia de Japam)のなかで織田信長について詳細に論じています。
本記事ではその内容をご紹介するとともに、統計資料をもとに現代の外国人が日本をどのように見ているのかについてもお伝えします。
1. 織田信長はストイックでキレイ好き?
織田信長ともたびたび面会したことで知られるルイス・フロイス。
彼が執筆した『日本史』には織田信長の人物像が事細かに描写されています。
彼は信長を華奢で髭が少なく戦好き、きわめて老練な戦術家であり、だらだらした前置きは嫌うせっかちな性格などと細かく評価しています。
なかには以下の文章のように信長のストイックな一面が垣間見える文章も。
酒を飲まず、食を節し、人の取扱いにはきわめて率直で、自らの見解に尊大であった。(略)彼は自邸においてきわめて清潔であり、自己のあらゆることをすこぶる丹念に仕上げ、対談の際、遷延することや、だらだらした前置きを嫌い、ごく卑賎の家来とも親しく話をした。
ルイス・フロイス著 松田毅一、川崎桃太訳「完訳フロイス日本史2」中公文庫 2000年
食は節制し、家はキレイにしておき、自己のあらゆることを丹念に仕上げるあたり、意識の高い経営者かビジネスパーソンではないかと思わされるほどのストイックぶりですね。
このほか、フロイスは信長が早起きであることなども記述しています。
2. 【SNS】現代人の織田信長への評価・ニュースを見てみよう
#戦国武将総選挙
— 小栗さくら@歴史小説「相照」連載 (@oguri_sakura) December 28, 2019
1位 織田信長
2位 上杉謙信
3位 伊達政宗
4位 真田信繁(幸村)
5位 徳川家康
6位 豊臣秀吉
7位 武田信玄
8位 黒田官兵衛
9位 明智光秀
10位 石田三成
島津はたぶんCMの間に特別編とか放送されてたはずなので写真貼っておきますね! https://t.co/jQNTpSYp6u pic.twitter.com/QZK41lp5Gf
#戦国武将総選挙 #織田信長 様1位おめでとうございます!それと全国の織田信長公ファンに朗報なんですが、名古屋城ではハチャメチャかっこいい信長様や、今回の総選挙でランクインしたお殿様達と会える上に元旦から三英傑がお城にお見えになるんですよ pic.twitter.com/Y4stsJ0Y8G
— wo (@xxxmilkxxx) December 28, 2019
3. 現代の外国人は今の日本をどう見ているか
では、現代を生きる外国人は日本をどのように見ているのでしょうか?
外務省が欧州5か国(英国、フランス、ドイツ、イタリア、ハンガリー)を対象に行った調査から日本のイメージを探ってみましょう(令和4年度)。
「あなたが、日本に対して抱いているイメージはどれですか。(複数回答可)」という質問に対しては「豊かな伝統と文化を持つ国」というイメージが60%と最も高く、次いで「経済力、技術力の高い国(52%)」「自然の美しい国(32%)」が続きます。
また、「日本に関してもっと知りたいと思う分野は次のうちどれですか。(複数回答可)」という問いに対しては「文化(伝統文化、ポップカルチャー、和食など含む)41%」が最も高い結果となっています。
なかでも和食、建築、生活様式や考え方などの分野にヨーロッパの人々の関心が集まっていることがわかっています。
4. 日本の訪日外国人数は単月として過去最高を記録
JNTO(日本政府観光局)によれば、2024年6月推計値の訪日外客数は313万5600人と単月として過去最高を記録しました。
前年同月比では51.2%の増加となり、上半期ベースでは過去最高となる2019年を100万人以上上回る結果となっています。
なお、出国日本人数については93万200人となり、2023年比で32.3%の伸びとなりました。
5. まとめにかえて
いかがでしたでしょうか?
今回はルイス・フロイスの『日本史』で描かれた織田信長のストイックな面を紹介しました。
ちなみにルイス・フロイスは織田信長を「善き理性と明晰な判断力を有した」人物として高く評価しています。
信長も十八回に及んで面会したあたり、お互い尊敬する仲であったことが伺えますね。
本記事を通して、読者の方が改めて織田信長という人物に注目して頂けますと幸いです。
参考資料
- JNTO「訪日外客統計」
- 外務省「海外における対日世論調査」
- ルイス・フロイス著 松田毅一、川崎桃太訳「完訳フロイス日本史2」中公文庫 2000年
LIMO編集部