2. 年代別「貯蓄割合の多い金額」

各年代別に、貯蓄割合の多い順での1位、2位を挙げると以下のとおりになります。

2.1 20歳代の貯蓄割合上位

  • 1位:金融資産非保有36.8%
  • 2位:100万円未満21.6%

2.2 30歳代の貯蓄割合上位

  • 1位:金融資産非保有28.4%
  • 2位:100万円未満12.3%

2.3 40歳代の貯蓄割合上位

  • 1位:金融資産非保有26.8%
  • 2位:100万円未満9.6%

2.4 50歳代の貯蓄割合上位

  • 1位:金融資産非保有27.4%
  • 2位:3000万円以上11.2%

2.5 60歳代の貯蓄割合上位

  • 1位:金融資産非保有21%
  • 2位:3000万円以上20.5%

2.6 70歳代の貯蓄割合上位

  • 1位:金融資産非保有19.2%
  • 2位:3000万円以上19.7%

金融資産非保有世帯とは、預貯金の合計残高がゼロというのではなく、預貯金残高はいくらかあるけど、別途、運用したり将来へ備えたりする資産がゼロという世帯です。

つまり、老後資金などを明確に分けていない状況が金融資産非保有世帯です。

20~70歳代のいずれの世代でも「金融資産非保有世帯」が1位となっており、2~4割を占めています。

2位は、20~40歳代が100万円未満。

50~70歳代が3000万円以上となっています。

20~40歳代は、年収がまだまだ多くない時期ですし、子どものための教育費などがかかる時期。

貯金額が思うように増えないという悩みを抱える人が多いかもしれません。

一方、50歳代~70歳代になると、金融資産が3000万円以上の人が1~2割います。

若い時から貯蓄を継続してきたという方、または、まとまった退職金をもらった方などであれば、そのくらい資産を持っていても珍しくはないでしょう。

ご参考までに、各年代の平均・中央値も以下に挙げていきます。