国内部門・海外部門ともに成長中

国内および海外において旅行比較サイト「トラベルコ」などを運営しているオープンドア(3926)。国内・海外の売上比率が半々の状態で成長を続けているのが特徴です。

海外部門は、日本旅行ブームによる訪日観光客の利用増加もあって着実な成長を遂げています。一方、国内では携帯・スマホサービス特化型のサービスのため知名度が若年層にやや偏っていましたが、後述する広告施策の結果、国内部門も拡大基調となっています。

2018年3月期は、対前年度比で売上高が+34%増、営業利益が同+16%増、親会社株主に帰属する当期純利益(以下、当期純利益)が同+20%増と、増収増益を達成しました。

同期にはテレビCMに約10億円を投じて認知度向上に努めましたが、その広告費負担を吸収して増益を果たしています。新年度についても、引き続きテレビCMなどによる認知率の向上の努力を続けるとしています。

足元では引き続き訪日客の増加が続いており、認知度も同社調査で30%と拡大余地はまだ大きいと言えます。そのため、2019年3月期も成長が続く可能性は高いと考えられるでしょう。

新年度の会社による連結業績見通しも、対前年度比で売上高が+20~25%増、営業利益が同+13~39%増と引き続き増収増益を予想しています。

今後の注目点

2018年3月期の実績では売上高の伸びのわりに利益成長率が低いものの、投資期ということもあり印象は悪くありません。国内での認知度も向上している中、2019年3月期に前期以上の成長を果たすことができるのか注目です。

本稿は「個人投資家のための金融経済メディアLongine(ロンジン)」記事のダイジェスト版です。全文は以下からどうぞ(有料記事)。
>>オープンドア(3926)国内外ともにバランスよい成長が継続

 

LIMO編集部