2. 【日本三大花火大会】第96回全国花火競技大会(大曲の花火)

【写真全3枚/2枚目】大曲の花火の様子

大曲の花火

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続いて紹介する日本三大花火大会は、秋田県大仙市で行われる「第96回全国花火競技大会(大曲の花火)」。全国で開催される花火競技会の中で最も権威のある大会で、毎年約80万人もの観客が訪れます。

1910年(明治43年)に諏訪神社の祭典の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」が起源で、100年以上の歴史を誇ります。夏の「全国花火競技大会」を中心に、季節ごとに異なるテーマで花火大会を行っているのが特徴です。

全国から選び抜かれた花火師が、精魂込めて作った花火を自らの手で打ち上げており、優秀な作品には内閣総理大臣賞をはじめ、数々の褒賞が授与されます。また、花火大会では珍しい「昼花火」を実施しているのも見どころです。

  • 開催日時:2024年8月31日(土)昼花火/17:10~18:15、夜花火/18:50~21:30
  • 会場:「大曲の花火」公園(大曲雄物川河畔)
  • 最寄り駅:JR大曲駅から徒歩30分
  • 打ち上げ本数:約1万8000発

3. 【日本三大花火大会】第93回土浦全国花火競技大会

【写真全3枚/3枚目】土浦花火大会の様子

土浦花火大会

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最後に紹介するのは、茨城県土浦市で開催される「第93回土浦全国花火競技大会」。日本三大花火大会の中でも、唯一関東で行われることから、都心からのアクセスも良く、例年80万人以上の見物客が足を運びます。

1925年(大正14年)、霞ヶ浦海軍航空隊の殉職者の慰霊と、関東大震災後の不況で疲弊した土浦の経済活性化のために開催。全国的にも珍しい秋の開催は、実りの秋を祝い、農民の勤労を慰めるという意味もあります。

競技部門は「スターマインの部」、「10号玉の部」、「創造花火の部」の3部で構成。特に「スターマインの歴史は土浦の花火の歴史」と言われるほどで、スターマイン日本一を決める大会としても知られています。

  • 開催日時:2024年11月2日(土)17:30~20:00
  • 会場:桜川畔(学園大橋付近)
  • 最寄り駅:JR常磐線土浦駅西口から徒歩30分
  • 打ち上げ本数:約2万発

4. 「日本三大花火大会」を見るために旅行やおでかけも!

ここからは、花火大会の季節にちなんで、2024年の夏休みの予定や予算の調査結果について紹介します。

主婦向けの情報メディア「SHUFUFU」が行ったアンケートによると、2024年の夏休みの過ごし方の予定は「自宅でゆっくり(55.5%)」「実家・義実家に帰省(23%)」「国内旅行(22%)」という結果になりました。この中には「花火大会(12%)」も上がり、「いつもと違う雰囲気を楽しみたい」という声も。

また、夏休みにかける1人あたりの予算については、「未定(27.5%)」「1〜2万円(14.5%)」「2〜3万円(10%)」となり、海外旅行やテーマパークに行く方は「10万円以上(5.5%)」という方も見られました。

今回は一生に一度は行ってみたい「日本三大花火大会」について、2024年の最新情報と見どころを紹介しました。日本三大花火を見るために旅行やおでかけをするのも良いかもしれませんね。

参考資料

成瀬 亜希子