2. 4つの川の流域面積を比較すると

「流域面積が一番大きい川」は、利根川です。

群馬県から埼玉県・栃木県・茨城県・東京都・千葉県の1都5県を流れており、支流を含めた流域面積は約1万6840k㎡。流域人口は、日本の総人口の10分の1にあたる約1280万人に達しています。

かつて利根川は荒川と合流して東京湾に注いでおり、一帯は度重なる洪水によって大湿地帯でした。それを徳川家康が60年の歳月をかけて分離し、利根川の流路を千葉県の銚子沖に変えたという歴史があります。

日本の川の流域面積ランキングTOP10を見てみると

出所:国土交通省 東北地方整備局 山形河川国道事務所「流域面積」を参考に筆者作成

アンケートで二番目に票を集めた信濃川は、水系全体で367kmと日本で最も長い川です。流域面積は、利根川、石狩川に次ぐ3位となっています。

3. 流域面積が一番広い川が流れる千葉県の観光スポット

ここからは、日本で2番目に長い利根川の河口がある千葉県の観光情報を紹介します。

利根川が流れる千葉県は首都圏から手軽に日帰りできる観光エリアで、東京ディズニーリゾートをはじめ、マザー牧場や鴨川シーワールドなどのレジャー施設が豊富です。

2022年の観光入込客数(実人数)は1億398万人で、そのうち宿泊客は2156万9000人、日帰り客は8241万8000人。

観光消費額は1兆4946億円で、観光消費額単価は県外からの宿泊客で3万6224円、県外からの日帰り客で1万1287円でした。

いかがでしょうか。今回は日本で一番流域面積が広い川について紹介しました。

3.1 調査概要

調査日:2024年6月19日
調査人数:200人(全国の10~60代)

参考資料

小野田 裕太