2. 25章構成となっています! 四字熟語の章タイトルが面白い! どこから読んでも楽しめます

章タイトルは四字熟語になっていて面白いです

PHP研究所、赤と青のガウンオックスフォード留学記画像

筆者撮影(PHP研究所刊『赤と青のガウン オックスフォード留学記』(PHP文庫))

「赤と青のガウン オックスフォード留学記」は、25章構成となっています。章タイトルは「一期一会」「前途多難」といったように四字熟語になっています。

章タイトルの次のページには、それぞれの四字熟語の説明があります

PHP研究所、赤と青のガウンオックスフォード留学記画像

筆者撮影(PHP研究所刊『赤と青のガウン オックスフォード留学記』(PHP文庫))

章タイトルの次のページには、それぞれの四字熟語の意味が紹介されています。あまり一般的ではない四字熟語も登場するので勉強になります。

章の内容はそれぞれ独立したエピソードになっているので、目次を見て、「これはどういう話だろう?」と興味を持った章から読んでいっても楽しめます。

3. 天皇皇后両陛下との心温まるエピソードも! 皇室を身近に感じられる一冊です

同書には、プリンセスの驚きの日常が描かれています。たとえば、護衛のいる日常があたりまえで「生まれて初めて一人で街を歩いたのは日本ではなくオックスフォードだった」(同書51頁)というようなエピソードが紹介されています。

また、ご家族や他の皇族の方々との心温まる交流エピソードも描かれていて、第3章の「苦学力行」では、天皇皇后両陛下がオックスフォード大学留学時のエピソードをユーモアを交えながら彬子さまに語られ、「必ずよい経験になるから楽しんでいらっしゃい」とアドバイスをされたという素敵なエピソードが登場します。(同書59頁)

その他にも、親友の娘のゴッドマザーに就任したお話(同書14章)やチャリティーショップでお宝を発見したお話(同書17章)など、わくわくするような留学時のエピソードが綴られていて、皇室を身近に感じることができます。