物価上昇が続く現代、生活必需品の価格高騰が家計に大きな影響を与えています。
年金生活に入っているシニア世代、また現役世代でも老後の経済的不安を感じる人が増えているのではないでしょうか。
では、老後の主な収入源である年金について、実際にどれくらいの金額を受け取れるかを把握していますか？働き方や収入によって大きく異なる年金額ですが、「予想以上に少ない」と感じる方も少なくないようです。
一方で、厚生年金として「月額25万円以上」を受け取っている人も存在します。では、このような高額の年金を受給している人は、どれくらいいるのでしょうか？
本記事では、厚生年金で「月額25万円以上」を受け取っている人の割合について詳しく紹介します。また、老後資金を増やすための秘訣についても考えていきます。
1. 【公的年金】厚生年金と国民年金の仕組みをおさらい
まずは年金の仕組みを確認しましょう。
日本の公的年金は、国民年金と厚生年金の2階建てになっています。
1.1 国民年金（1階部分）
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
1.2 厚生年金（2階部分）
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う（上限あり）
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
日本の年金制度は2階建て構造を採用しており、加入状況や期間に応じて将来受け取る年金額に大きな個人差が生じます。
特に厚生年金は、会社員や公務員が加入するもので、主に現役時代の給与と支払った保険料によって受給額が決まります。
2. 2024年の年金支給日カレンダーをチェック
年金支給日は2カ月に1回、偶数月の15日となっています。「年金支給日を待ちわびている」という方もいるでしょう。
では、今年の年金支給日のスケジュールも確認しましょう。
2.1 2024年の支給日一覧
- 2月の支給日：15日（12月、1月分）
- 4月の支給日：15日（2月、3月分）
- 6月の支給日：14日（4月、5月分）
- 8月の支給日：15日（6月、7月分）
- 10月の支給日：15日（8月、9月分）
- 12月の支給日：13日（10月、11月分）
なお、令和6年度の年金額は、昨年度に比べて2.7％の増額となっています。
適用が4月分からで、実際に受け取ることができるのは6月からです。
受け取った年金で2カ月生活できるよう、家計管理をおこなうことが大切でしょう。
3. 「年金振込通知書」の確認を
年金額の増額は2024年4月分から適用され、実際の支給日は6月14日（金）です。
年金振込通知書は、各支払期の年金振込額を知らせる重要な書類です。この通知書は原則として年に一度、6月に送付されます。
振込額や振込口座に変更がない限り、その後の支払月には再度送付されません。
確認すべきポイントは、振込額、振込口座、その他の重要な情報です。これにより、年金受給者は自身の受給額や口座情報が正確かどうかを確認できます。
手元に届いたときは確認しておきましょう。
