営業職の中でも、年収が高い傾向にある金融業界。
金融業界の営業職は、銀行・証券会社・保険会社などで、金融商品を取り扱う職種です。所属する金融機関によって取り扱う金融商品が異なるため、同じ業界とは言っても難易度はさまざまです。
最近、その中で保険営業は苦戦しているといいます。なぜ保険営業は苦戦しているのでしょうか。
今回は、保険営業の現状と、その苦悩について解説していきます。
1. 保険業界の現状
保険営業といっても、生命保険を扱う営業職と損害保険を扱う営業職に分けることができます。
ここからは生命保険の営業職についてみていきましょう。
1.1 日本の生命保険加入率は非常に高い
生命保険文化センターの2022年度「生活保障に関する調査」によると、生命保険の加入率は男性77.6%、女性81.5%を占めています。
加入年齢で見ると、20代男性46.4%、20代女性57.1%であるのに対し、30代男性81.5% 30代女性82.8%と、30代に加入率が大きく上昇することがわかります。