2. ガーデニング【きほんのき】苗の選び方から育て方まで

2.1 よい苗の選び

良い苗選びはガーデニングの「初めの一歩」

花の苗を持ち上げている様子。花の色は黄色

Artem Stepanov/shutterstock.com

店頭に並ぶ苗の中から「よい苗」を見つけ出すには、葉の茂り方や茎の太さ、根の張り具合がチェックポイント。持ったときにぐらつきがなく、たくましさを感じるような苗を選びましょう。

2.2 育つ環境の確認

植物は日当たりで育てれば間違いなし!と決めつけるのは失敗のもと。もちろん光合成には光が不可欠ですが、強い日差しが苦手なタイプもあります。

商品札の添え書きを読んだり店員さんにたずねたりして、自分の庭の環境に合っているかどうかを確認しましょう。

2.3 土づくり

植物が元気に育つかどうかは、土壌のよしあしが大きな決め手。「通気性がよい」「排水性とともに保水性もある」「有機質が豊富に含まれている」の3つの条件を備えたものがよい土と言えます。

初心者は市販されている園芸用培養土から始めるのがオススメ。慣れてきたら赤玉土6:腐葉土4の割合で、自家製用土を作ってみるのもよいでしょう。

2.4 苗の植え方

苗をポットから引き抜き、細い根がグルグル巻きになっていたら、手で優しくほぐしてあげます。植える場所に穴をあけて苗を植え込み、すき間に土を入れていきましょう。

複数株植えるときは生長を見越して、株間にゆとりを持たせます。植え終わったら株元を軽く押して周りの土となじませましょう。

2.5 水やりの基本

水やりは「土が乾いたらタップリと」が原則です。こまめに少しずつ与えると常に土が湿った状態になるので、乾湿のメリハリを意識して水やりしましょう。

気温が高いと水がぬるま湯になってしまうので、できるだけ午前中の涼しい時間帯に水やりするのがオススメです。

2.6 元肥と追肥

「元肥」とは植え付け時に施す基礎となる肥料で、「追肥」は生育を促進させるために後から与える肥料。市販の培養土には元肥が含まれていますが、土を自分で作る場合は緩効性化成肥料を混ぜます。

追肥は液体肥料や土の上に置く固形肥料を使いましょう。肥料の与え過ぎはかえって植物を傷めることになるので、適切な時期に適量を心がけてください。

ガーデニングの「きほんのき」が分かったところで、次はガーデニング初めてさんにおすすめの「手間のかからない植物 厳選5種」を紹介します。

ぜひ最後までチェックしてお気に入りの花と出会ってくださいね。そして、園芸店やホームセンターで苗を選んでみましょう!