では、企業が圧迫面接をする理由、その思惑がやはり一般に言われているのと同様に「学生のストレス耐性の一面を知るためのストレステスト」だとしましょう。もしそうであるならば、対応方法は結局のところ一つしかありません。すなわち、自分にストレス耐性があるということ、またストレスマネジメントができる人材であることを示すのです。
「それが一番難しい」「どうすればよいのか」と思う人もいるかもしれませんが、威圧的な印象を受ける質問を受けたとしても、その言葉をまずは冷静に受け止めること。そして、決してキレず、イラっとせず、焦らず、根気よく、粘り強く、自分の意見を都度回答すること。これらのことが大切なポイントになってくるといえます。
まとめにかえて
圧迫面接がストレス耐性の高い人材を見極めるためのものだとすれば、それはそもそもその企業で働く際のストレスが高い、という見方もできなくはありません。そうした意味で、圧迫面接をする企業には内定が出たとしても行かない、というのもひとつの判断でしょう。
一方で、ストレスに対してしかるべき報酬が得られるのであれば、あえてそこにチャレンジするというのも一つの選択肢といえます。
どのような働き方をするのか、どういったビジネスパーソンを目指すのか。そういった自分の仕事への考えを固め、その軸がブレることがなければ、仮に圧迫面接を受けたとしてもその理由や対応を冷静に見極められると思います。また、自分の中の軸は、就職先を最終的に選ぶうえでの判断材料にもなることでしょう。
LIMO編集部