吉野家HDなど牛丼株が大幅上昇! 日経平均株価は反落

【東京株式市場】 2018年3月16日

株式市場の振り返り-日経平均株価は反落、様子見スタンスがやや緩和される

2018年3月16日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,676円(▲127円、▲0.6%) 反落
  • TOPIX 1,736.6(▲6.9、▲0.4%) 反落
  • 東証マザーズ総合指数 1,234.6(▲16.1、▲1.3%) 4日ぶり反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:705、値下がり銘柄数:1,277、変わらず:88
  • 値上がり業種数:11、値下がり業種数:22
  • 年初来高値更新銘柄数:46、年初来安値更新銘柄数:6

東証1部の出来高は13億8,806万株、売買代金は2兆7,098億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。NY市場が4日ぶりの反発となったことなどを受け、投資家の模様眺めムードがやや緩和されたようです。

活況な商いには程遠いものの、売買代金は5日ぶりに2兆5,000億円を上回りました。

続きを読む

そのような中、日経平均株価は+72円高で寄り付いた後は下値を模索する値動きとなりました。ただ、後場の序盤に一時▲171円安まで下落した後は、買い戻す動きも散見されました。

結局は反落で終わりましたが、一方的に売り込まれる局面ではなかったようです。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、下落率は日経平均株価より小幅に止まりました。中小型株の一角には相応の買いが向かったようです。

2018年3月16日の日経平均株価の動き

東証マザーズ総合指数は4日ぶり反落、売買代金は連日の1,000億円超に

東証マザーズの出来高は6,531万株、売買代金は1,141億円となり、いずれも前日より減少しました。新規IPOによる売買代金嵩上げはありましたが、盛り上がりに欠けた商いだったようです。個人投資家の物色意欲は依然として低調と言えましょう。

また、総合指数は▲1%超の下落となり、4日ぶりの反落となりました。今後は、薄商いの中で1,200ポイントを固めるかどうかが焦点となりそうです。

LIXILグループが連日の安値更新、ニトリホールディングスは4日連続の高値更新

個別銘柄では、ファナック(6954)や京セラ(6971)が大幅安となり、前日に大幅高だったTDK(6762)は急反落となりました。

また、LIXILグループ(5938)と三菱倉庫(9301)が連日で昨年来安値を更新し、花王(4452)やライオン(4912)などのトイレタリー株も大きく売られています。

その他では、ニコン(7731)、ローム(6963)、アドバンテスト(6857)など半導体関連株の一角が大きく値を下げたことが目を引きました。

一方、小売株の一角が引き続き買われ、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が連日で昨年来高値を更新し、5連騰となったニトリホールディングス(9843)は4日連続の高値更新となりました。さらに、ドンキホーテホールディングス(7532)や丸井グループ(8252)も昨年来高値を付けています。

また、外食株の一角である牛丼株が好調に推移し、吉野家ホールディングス(9861)やゼンショーホールディングス(7550)が昨年来高値を更新しています。

新興市場では、東証1部への市場変更が発表された力の源ホールディングス(3561)が一時+12%高に迫る高騰となり、サンバイオ(4592)は急落となりました。また、前日に新規上場となった神戸天然物化学(6568)は▲10%超安の急落となっています。

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。