株式市場の振り返り-日経平均株価はわずかに反発、一時▲221円安から切り返す

2018年3月15日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,803円(+26円、+0.1%) わずかに反発
  • TOPIX 1,743.6(+0.3、+0.0%) わずかに反発
  • 東証マザーズ総合指数 1,250.7(+7.6、+0.6%) 3日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:759、値下がり銘柄数:1,214、変わらず:98
  • 値上がり業種数:13、値下がり業種数:20
  • 年初来高値更新銘柄数:60、年初来安値更新銘柄数:14

東証1部の出来高は11億7,463万株、売買代金は2兆2,350億円(概算)となり、いずれもほぼ前日並みでした。NY市場の3日続落や国内政治リスクの高まりなどを背景に、投資家の様子見スタンスが緩和されることはなかったようです。

深刻な薄商いが続いており、出来高は連日で12億株を割り込み、売買代金は4日連続で2兆5,000億円を下回りました。

そのような中、日経平均株価は荒い値動きとなりました。米国株安と円高進行を受ける形で安く寄り付いた後は、前場の半ばには一時▲221円安まで下落しましたが、そこから後場の序盤に一時+48円高まで一気に切り返しました。その後は前日終値を挟んだ攻防となりましたが、最後は小幅高で引けています。

前日にいったん遠のいた22,000円台の回復が、少しだけ復活しつつあると言えましょう。

なお、TOPIXも同じような値動きとなり、ほぼ横ばい(若干の上昇)で終わりました。

2018年3月15日の日経平均株価の動き

東証マザーズ総合指数は3日続伸、売買代金は4日ぶりに1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は7,996万株、売買代金は1,318億円となり、いずれも前日より増加しました。特に、売買代金は大幅増加となりましたが、これは比較的規模の大きい銘柄のIPO効果によるものであり、実質的には前日並みの商いと考えられます。個人投資家の物色意欲は依然として低調と言えましょう。

なお、総合指数は3日続伸となりました。今後は、薄商いの中で1,200ポイントを固めるかどうかが焦点になるでしょう。

丸井グループが一時+8%弱高、ニトリホールディングスは3日連続の高値更新

個別銘柄では、TDK(6762)が+4%高に迫る大幅高となり、ダイキン工業(6367)やテルモ(4543)も堅調に推移しました。

また、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が値を上げて昨年来高値を更新し、4連騰となったニトリホールディングス(9843)は3日連続の高値更新となっています。さらに、丸井グループ(8252)が一時+8%高に迫る急騰になるなど、小売株の一角が買われました。

その他では、任天堂(7974)が大きく値を上げ、キリンホールディングス(2503)が昨年来高値更新となったのが目を引きました。

一方、日立建機(6305)が▲3%超安の大幅下落となり、NTN(6472)やジェイテクト(6473)など機械株の一角が大きく売り込まれました。

また、大型買収を発表した東レ(3402)が売られ、LIXILグループ(5938)は昨年来安値を更新しています。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株や、デンソー(6902)など自動車部品株が冴えない値動きとなりました。

新興市場では、ユーザベース(3966)、マネーフォワード(3994)、ソウルドアウト(6553)などが大幅高となっていずれも高値更新となりました。一方、ジェイテックコーポレーション(3446)が急落し、手間いらず(2477)も冴えない値動きとなったようです。

青山 諭志