冬も終わりを迎え、少しずつ春へと季節が変わってきた日本。「春」は四季の中でも始まりをイメージする方も多く、卒業や入学、人事異動を連想する方も多いのではないでしょうか。

卒業や入学、人事異動シーズンは色々な都道府県へ引っ越しすることがあるかと思います。

筆者も9回ほど引っ越しの経験がありますが、都道府県によっては家賃や物価、そして気候も違うため光熱費にも大きな差が生じる傾向にあります。

地域によっては収入や支出にも影響があるため、貧富の差(経済格差)が生まれる可能性も指摘されています。

今回の記事では、都道府県別の貯蓄額や平均収入をランキング形式で見ていきたいと思います。ご自身の住んでいる都道府県や出身地の順位も確認してみましょう。

1. 平均貯蓄ランキング【47都道府県】

まずは、総務省統計局の発表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯」より、都道府県別の平均貯蓄ランキングをみていきましょう。

全国の平均貯蓄額は1901万円となりました。全世代が含まれた統計でもあるため、「我が家の貯蓄と比較」などは難しいものですが、日本の平均的な貯蓄額は2000万円弱ということです。

都道府県別に見ると、1位は「愛知県」の2659万円となりました。2位は「兵庫県」、3位は「神奈川県」です。

なお、平均以上・平均以下の境界線は17位「香川県」と18位「広島県」でした。

そして、最も平均貯蓄が少ない都道府県は904万円の「沖縄県」。1位の「愛知県」とは3倍ほどの開きがあるようです。

※二人世帯に限定し、県庁所在市別の順位を便宜的に各都道府県のものとしています。

では、平均貯蓄額は平均年収にも連動しているのでしょうか。次章では、47都道府県の平均年収を確認していきます。