2. 日経平均の史上最高値を更新する動きへ
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。先週は12日(月)が建国記念の日の振替休日だったため、営業日は4日間でした。週初13日に大きな陽線となると、ザラ場で3万8000円を突破しました。翌日以降は窓をあけて下落した後、窓をあけて上昇という方向感が出しづらい動きでしたが、15日(木)には終値ベースで3万8000円を突破、週末16日(金)も終値ベースで3万8000円台を維持しました。
今後の展開はどうなるでしょうか。チャートの形は強い上昇トレンドを示しています。200日線、75日線、25日線と、主要な移動平均線が扇形に開いています。ローソク足の実体が25日線にタッチすると力強く反発し、上放れています。いよいよ日経平均史上最高値の3万8957円更新が間近に迫ってきました。
ただし、3万9000円付近で売り待ちしている投資家も多いことから、史上最高値を更新してもすぐに若干の調整になる可能性もあります。ただし、底堅い動きが続いていることから、その後は再度、最高値更新を狙う動きとなるでしょう。目線は上に持っていいと思います。
参考資料
下原 一晃