3. マイナポータルでできること2. 年金保険料の免除申請

マイナポータルでは、「公的年金に関する手続き」も可能です。

マイナポータルでできる公的年金に関する手続きは、次の通りです。

マイナポータルでできる年金手続きの例

出所:デジタル庁「年金に関する情報の確認と申請について」

  • 国民年金保険料の免除・猶予申請
  • 学生の国民年金保険料の納付猶予申請
  • 国民年金への加入手続き

保険料の免除申請や学生の納付猶予申請は、毎年申請しなければならないケースもあるため、マイナポータルを利用することで手間や時間が省けます。

また、ねんきんネットと連携すれば、自分の年金記録を確認したり将来の年金の見込額を試算することもできます。

4. マイナポータルでできること3. 転居手続

マイナポータルでは、転居に伴う「転出手続き」も可能です。

転居するときは、引越し作業だけでなく、市区町村への転入・転出手続きや電気・ガス・水道の解約・新規加入などが必要となるため、時間や手間がかかります。

マイナポータルで転出手続きすれば、転居に伴う面倒な作業の1つを簡素化できます。

ただし、マイナポータルでは「転入手続き」はできません。

転居日から14日以内に、引っ越し先の市区町村で転入手続きをしましょう。

5. マイナポータルでできること4. 保育所の入園申請(自治体によって異なる)

こども家庭庁は、子育て世代が保育所を探す負担を軽減するために、民間アプリを活用して見学予約や入園申請などの手続きをオンライン化しようと取り組んでいます。

また、横浜市など、マイナポータルを活用してオンラインで入園申請できる自治体もあります。

横浜市は2024年1月からオンライン申請ができるようになりましたが、これから申請可能になる自治体がでてくる可能性もあるため、居住地のホームページなどをマメにチェックしてみましょう。

6. まとめにかえて

マイナポータルとは、行政手続に関する政府のオンライン窓口です。

マイナポータルの活用によって、場所や時間を縛られることなく行政手続きができるようになります。

特に、年末調整や確定申告、年金保険料の免除申請など毎年必要な手続きではマイナポータルを積極的に活用して時間や手間を省きましょう。

利用可能なサービスは今後も増えていくので、マメに情報収集して有効活用しましょう。

参考資料

西岡 秀泰