2. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

50歳代・二人以上世帯の貯蓄円グラフ

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄1000~1500万円未満の割合

  • 11.6%

2.2 【50歳代・二人以上世帯】の貯蓄1500万円以上の割合

  • 31.8%

2.3 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:1684万円
  • 中央値:810万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1500万円以上は31.8%。

平均は1600万円を超え、中央値は800万円を超えました。

3. 老後に向けた貯蓄計画を

これまで50歳代・二人以上世帯の「貯蓄1000~1500万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。

貯蓄を確実に増やすためには、毎月の収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活する「先取り貯金」が効果的です。先取り貯金には、預貯金だけでなく積立投資も含まれます。

2024年は新NISA制度の導入の年なので、貯蓄の一部を新NISA制度を利用して積立投資に回すことも選択肢の一つです。

新NISA

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢の一つとなるでしょう。

ただし、資産運用にはリスクが伴うため、事前の情報収集や勉強が不可欠です。

この機会に、2024年に家庭に合った貯蓄方法を考えてみてはいかがでしょうか。

3.1 【ご参考】50歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:24.4%
  • 100万円未満:9.3%
  • 100~200万円未満:5.8%
  • 200~300万円未満:4.2%
  • 300~400万円未満:5.1%
  • 400~500万円未満:3.2%
  • 500~700万円未満:5.0%
  • 700~1000万円未満:5.7%
  • 1000~1500万円未満:8.8%
  • 1500~2000万円未満:6.0%
  • 2000~3000万円未満:7.2%
  • 3000万円以上:10.8%

参考資料

齊藤 慧