2. 若干の調整局面だが先高観は変わらず
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。
前週、終値ベースで3万6000円を超えたことから、先週はこれを維持できるかどうかがポイントでした。実際には、週初22日(月)には窓をあけて上昇して寄り付くとそのまま陽線となりました。翌23日(火)も窓をあけて上昇し、一時は3万6984円と、3万7000円をうかがうところまで上昇しましたが、その後は下げ、引けにかけては陰線となりました。24日以降は陰線が続き、終値ベースで3万6000円を割ってしまいました。
今後の展開はどうなるでしょうか。若干の調整とはなりましたが、1月上旬から急上昇していたことからの上昇一服といったところ。主要な移動平均線が扇形に開いている上昇トレンドは継続です。引き続き上目線でいいでしょう。
ただし、直近の押し安値である1月18日の安値(3万5371円)を下抜けると短期的には下降トレンドが形成されてしまいます。それでも25日線のある3万4700円あたりまでは押し目買いの好機と考えてもいいでしょう。急上昇したことからエントリータイミングが難しく様子を見ていたような人は、このあたりでエントリーするのも一つの方法でしょう。
参考資料
下原 一晃