鹿児島のスーパーで購入した「鳥刺しの盛り合わせ」がX上で話題になっています。
投稿したのは、Xユーザーの@mui_kingさん。
当ポストは2023年12月18日時点で6万8000件を超えるいいねを集めており「さすがにお目にかかったことがない」「安い、そして美味しそう」「スーパーでこのレベルは凄い」と多くの反響が寄せられています。記事後半では鶏肉の消費金額が高い都市についても紹介します。
※投稿された写真は【写真2枚】をご参照ください。
※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。
1. 豪華でリーズナブルな「鹿児島県の刺身盛り合わせ」が話題に
「日本よ、これが鹿児島の刺身盛り合わせだ」そんなコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。
そこに収められているのは、3パック分の「鶏の刺身の盛り合わせ」です。一パックあたりの内容はかなりボリューミーですが、価格は395円、335円とかなりリーズナブル。
手軽に購入できる刺身といえば「海鮮」のイメージがあったため、スーパーに鳥刺しが並んでいるとは驚いてしまいますね。
2. 鹿児島県では当たり前のように販売されている
@mui_kingさんによると、鹿児島県では当たり前のように「鳥刺し」が売られているとのこと。「地場スーパーなら間違いなく売っているはずです。わが家は小学生の頃から週1回以上食卓に上がっていました」と説明してくれました。
帰省のタイミングで投稿の鳥刺しを購入したという@mui_kingさん。
当時のエピソードとして「同じタイミングで県外から帰省していた甥っ子も、やはり自分で買って食べていました。鹿児島に帰省する最大の楽しみと言っても良いです」と明かしてくれました。
3. 鳥刺しは「噛むほどに鶏の旨みが出る」
鳥刺しの味について尋ねると「難しいですね…」と@mui_kingさん。「鳥刺しの味としか言えないんですが、例えるならカツオのたたきと焼き鳥の良いとこ取りのような味でしょうか」と説明してくれました。
焼き鳥ほど濃くなく、程よい食感で噛むほどに鶏の旨味が出るのだそうです。「鶏の旨味と醤油の甘さ、そこにショウガやにんにくが加わり、最高の味になります(笑)」とのこと。
また、鳥刺しにつける薬味や調味料については「九州、鹿児島の甘い醤油ににんにくorすりおろしショウガです。わさびをつける人もいます(私はショウガが好きです)」と教えてくれました。
薬味は魚の刺身と同じ感覚だそうで、ネギ・蓼・大葉・玉ねぎの千切りなどを合わせるのだとか。聞いただけで食欲をそそられてしまいますね。
日本よ、これが鹿児島の刺身盛り合わせだ pic.twitter.com/EDy0oUcabO
— 今日のむいむい (@mui_king) December 7, 2023
4. 鹿児島市の鶏肉消費平均金額は2万円ほど
鹿児島県の鳥刺しに関するポストが注目を浴びました。ここからは、鶏肉の消費金額が高い都市を紹介します。
総務省統計局の調査によると、鶏肉の消費金額がもっとも高かった都市(令和2年から令和4年平均)は「福岡市」で2万1612円でした。次いで「宮崎市」が2万1556円、「京都市」が2万995円という結果になっています。
ちなみに「鹿児島市」の鶏肉消費金額は2万850円で、全国平均の1万7189円を3600円ほど上回っていることがわかりました。
5. 鳥刺し文化のある鹿児島県では「安全確保」に力を入れている
今回は、Xで話題になっている「鹿児島県で販売されている刺身」を紹介しました。@mui_kingさんは取材の最後、「鳥刺し文化のある鹿児島・宮崎では、通常の衛生基準より厳しい独自基準を採用し、カンピロバクターの最も多く潜む部位を厳しい基準で処理しており、全国平均よりカンピロバクター感染が大幅に少ないのが現状です」と教えてくれました。
さらに「北部九州で販売されている鳥刺しのほとんどは、調理技術を確立し衛生基準をクリアした鹿児島・宮崎の専門業者が加工したものが流通しています」「地場のスーパーが何十年も鳥刺しを販売できているのは、厳しい基準をクリアすれば安全であるという証明でもあります(購入者に発症がでると即営業停止ですので) 」と語る@mui_kingさん。
実際に鹿児島県では、生食用食鳥肉の安全確保を目的として「生食用食鳥肉の衛生基準」を策定しています。それにより、食鳥処理場での加工や、飲食店の調理などに関する目標基準を定めるとともに、関係事業者に指導をおこなっています。その上で、「たとえ生食用食肉・食鳥肉であっても、子どもや高齢者などは生食を控えてもらいたい」という考えを公表しています。
鹿児島県のカンピロバクター食中毒発生状況について見てみると、平成29年と令和元年の患者数は0人だったことが分かっています。行政や事業者、消費者それぞれの工夫が、鹿児島県の鳥刺しという文化の継承に大きく寄与しているといえるのではないでしょうか。
参考資料
- @mui_king
- 総務省統計局『家計調査(二人以上の世帯) 品目別都道府県庁所在市及び政令指定都市(※)ランキング(2020年(令和2年)~2022年(令和4年)平均)』
- 鹿児島県『カンピロバクター食中毒にご注意を(営業者向け)』
- 鹿児島県『生食用食鳥肉等の安全確保について』
小野田 裕太