串カツ田中、17年通期売上高は前年比39.2%増 来期も55店舗出店を予定

2018年1月19日に行われた、株式会社串カツ田中2017年11月期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社串カツ田中 代表取締役社長 貫啓二 氏

2017年11月決算説明会

貫啓二氏(以下、貫):こんにちは。本日はお越しいただきまして、誠にありがとうございます。株式会社串カツ田中の貫です。

決算の説明をいたします。よろしくお願いいたします。

店舗推移

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まず2017年11月期ですが、新規出店で38店舗の出店をすることができました。

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海外はハワイ・ホノルルです。こちらは世界展開というより、フランチャイズさんが出店したもので、あまり社内にもインパクトのある話ではありませんが、売上はすごく順調です。「ワイキキ横丁」の居酒屋部門ではトップを走っています。

(店舗推移の)着地は166店舗でした。今までの出店数は、フランチャイズさんが多く、直営(店)が少なかったのですが、フランチャイズさんと直営店の比率が逆転してきているのが特徴です。

店舗数

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(新規に出店する直営店の)予算が16店舗だったのに対して20店舗の直営の出店があり、(達成率は)125パーセントになりました。

フランチャイズは、期をまたいだオープンが12月に7店舗ぐらいあったため、(直営とFCを合わせた新規出店の達成率)は95パーセントになっています。

エリア別店舗数

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(出店エリアの)内訳です。

地方も展開していますが、まだ関東圏を中心にドミナント出店を続けているところです。

現状の業績動向(ハイライト)

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売上は前年同期比で39パーセント、利益は27パーセント成長し、順調に増えております。

現状の業績動向(ハイライト・前期比較)

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(2017年11月期の)売上高は55億2,900万円、営業利益は3億8,700万円、経常利益は5億2,000万円、当期純利益は3億2,700万円です。当期純利益は26.5パーセント増加しています。

経常利益率が若干下がっているように見えるのは、直営店を出店する際の採用費用や減価償却(費用)、消耗品の購入による影響が大きいかと思います。

1店舗当たりの利益率でいうとフランチャイズのほうが大きいのですが、利益額は直営店が大きくなっています。直営店の出店を進めていますので、来年以降、今年出店したものが増えてくるということです。

現状の業績動向(売上高内訳)

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直営店の売上(高)は前期比で40.8パーセント増えています。既存店が(前期比)102.7パーセントと好調だったのに加えて、前期(オープン)の14店舗が寄与しています。今期の20店舗の出店は販管費、経費が比較的大きく、来期以降にインパクトを与えるというところです。

(FC)ロイヤリティ収入は出店に応じて、(FC)商品売上高は商品の販売範囲を増やしたことによって、伸びています。

既存店売上高前年比推移

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(既存店)売上(高)の推移は、全体では(前年比)102.7パーセントと伸びています。

私は、飲食店で大事なのは、客数だと思っています。客数が減ったのを売上の単価でごまかそうとしても、お客さまが少ないと対策の打ち手はどんどん減ります。そこで、つねに客数増を意識しています。

客単価を上げていくより客単価を抑えて、無理な値引きではなく原価をしっかり抑えながら客数増を狙う戦略で、メニューをつくっています。それをしっかりと狙って、売上を上げているところです。

現状の業績動向(経常利益)

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(経常)利益の中身です。

(左から2番めの「63」を指しながら)2015年に出店した店、(左から3番めの「112」を指しながら)これが2016年に出店した店です。

(左から4番めの「26」を指しながら)去年は20店舗出店しているんですが、利益が少ないのは販管費や消耗品、契約の手数料などが一気ににかかってきたためです。

(左から3番めの「112」を指しながら、2016年11月期について)14店舗でこれだけ増えたので、来期は、(2017年11月期開店の)20店舗分がもう少し増えてくると予想されます。

フランチャイズさんの場合は、出店するとそのままインパクトを持って上がっていきます。

(左から6番めの「22」を指しながら)ここは(FC商品)販売が増えたところです。

(右から6番めの「64」を指しながら)仕入増によるコストメリットは、量の経済が働いたためにこれだけでした。

経費は、本部人件費が少し高まってきています。これは店舗が増えた分、マネージャーやスーパーバイザーなどを増強していることによる前向きな増加です。

あとは、出店を少しずつ増やしていますので、採用費用と広告費用が増加しました。

現状の業績動向(ハイライト・予算比較)

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(売上高・利益の)予算に対しては、順調に増えてきております。

現状の業績動向(貸借対照表)

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貸借対照表ですが、借入をせずに出店をしてきたため、キャッシュは少し減っている状態です。

さらに、お金を少し運用に回したため、固定資産が増えている状態です。

長期借入金は減っています。返済をどんどんしている状態で、自己資本比率が上がり、借入が減っている状態です。

現状の業績動向(キャッシュ・フロー 主な内訳)

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営業キャッシュ・フローは、(表を指しながら)ここが有価証券の部分で、こっちが借入です。出店を加速しているものの、前期はキャッシュ・フローだけで、いわば無借金で出店している状態です。

来期は、半分程度は借入を増やしながら、キャッシュ・フローで回していくというような状態にしていこうと考えています。

株主還元①

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配当と株主優待は、(2017年6月に2分の1分割を行う前だった)前期が60円。今回は(分割前1株あたり)70円で、10円(分割後5円)の増配予定です。

株主還元②

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株主優待は発表の通り2分の1になったため、前よりも増えています。さらにこの間、(2017年6月の株式分割後、さらに同年12月に)3分割しましたので、それに応じて今期末を基準日としまして、株主優待も充実させていきます。

(参考)四半期業績の推移

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前期(2016年11月期)は上場していなかった1Qの業績が(グラフ中に)出ていませんが、ちゃんと売上を伸ばしています。

1Qは、1年でいちばんの閑散期です。串カツとジャンクフードとハイボール、ビールというかたちで売上を取っているため、寒い時期が弱く、春から数字が順調に上がっていくというところです。

(3Q・4Qは)若干(経常)利益率が前期に比べて落ちているように思えますが、3Q・4Qで直営店の出店が重なったということもあります。

若干利益率が下がっているように映りますが、来期にインパクトを出してくれるとお考えください。

出店計画

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2018年度の見通しです。

来期は55店舗の出店を予定し、着地で221店舗を予定しています。直営のほうが多い出店です。直営を高めていこうというところで、このままの予定でいくと、近い将来、直営が(FC店の数を)逆転してくるのではないかと予想をしています。

2018年11月期 連結業績予想

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売上(高)の予想は75億円です。

直営店をどんどん出店していこうと考えていますので、(経常)利益率が若干低下するというところです。

2018年11月期 重点施策

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来期の重点施策です。

新規出店(の継続)で出店費は拡大です。国内も含めて出店エリアの拡大を図っていきます。これから地方の出店も加速させます。

①新規出店の継続、出店エリアの拡大

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これは今期12月にオープンしたシンガポールの店舗です。約1ヶ月1ヵ月経ちまして、売上はすごく好調です。予想より1割・2割、上振れしています。

このフランチャイズ契約を締結したSFBI社は、アジア10ヶ国ヵ国で280店舗ぐらいを展開しており、ペッパーランチも手がけています。

同社はサントリーグループです。同グループはアルコールメーカーで、1兆6,000億円でジムビーム社を買っているということもあり、そのお酒をアジアに売っていきたいということで、一緒にパートナーを組んでアジアで広げていきましょうということでした。

(写真を見ながら)みんなジムビームを持って乾杯しています。サントリーグループとともに、ジムビームもアジアにしっかり広げながらやっていこうということで組みました。

実績がある会社ですので、すごく仕事がスムーズでした。マーケット調査もしっかりできている会社で、本当にやりやすかったという印象です。

随分前にLAで失敗した経験と、(新規出店した)ホノルルのワイキキや今回のシンガポール、アジア展開を比較をすると、非常に精度の高いものができたと思っています。

やはり、直営より、フランチャイズで良い会社と組んでよかったと思います。

またしばらくすると、シンガポールで増店をすると思います。この成功モデル、研修のカリキュラムがしっかりと固まれば、ペッパーランチの既存のフランチャイズオーナーさんを全員招待するということでした。そのあたりがしっかり固まって、数字も読めれば、一気に展開をしていこうと考えています。

②既存店の収益維持・向上

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既存店の収益維持・向上についてです。

 

今まではキャンペーンやプロモーションを全体的にやってきました。しかし、うちは顧客層がすごく幅広いので、家族層、会社員、外国人、学生等、学生さん、それぞれに向けたコンテンツを用意するなどします。

 

そういうものをしっかりと行って、顧客満足度を上げていこうと考えております。

 

③顧客満足度の追求

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顧客満足度についてです。

 

顧客満足度の向上には、従業員や加盟店の満足度が必要だろうと考えています。従業員満足度をしっかりと上げる体制のほか、教育体制や社内勉強や給与の体制なども、もう一度仮説を立てて見直し、しっかりとした体制作りに取り組みます。

 

採用などが本当に困難な時期ですが、他社より良い採用、また、他社よりも低い離職率を、今期、本気で目指します。

 

④教育強化

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教育強化についてです。

 

前期に作った「串カツ田中アカデミー」のレベルを上げて、ブラッシュアップしながら運用していきます。

 

また、今期から「串カツ田中研修センター」を作ります。店舗を研修センターにしながら営業します。別に研修センターを設立するわけではなく、1店舗に研修センターとしての役割を持たせ、その店舗にスーパープレイヤーを配置します。

 

店舗ではOFF-JTとOJTという研修があり、それぞれ座学で研修するもの、現場でオペレーションを研修していくものです。各店舗でOJTをすると、どうしてもムラが出てきます。

 

マネージメントのスーパープレイヤーが集まった店舗を研修センターにして、そこで一度、1ヶ月くらいの全部研修をして、OJTも研修してから店舗に配属するようにして、OFF-JTだけでなくOJTの仕組みも変えていきます。

 

研修センターはすごくお金がかかりますが、営業をしながら研修センターにすることで、お金をかけずに(2018年11月期に出店予定の)55店舗の出店を行っていけるレベルの高い体制を構築します。

 

⑤ホールディングス化(2018年6月〜予定)

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ホールディングス化についてです。

 

組織の体制を変えて、経営と執行を分離します。積極的なM&Aなどを考えているわけではありません。

 

海外での展開についても、今までの投資家説明会でもやりませんと言い続けてきましたが、(一方で)「ビッグオファーがあればやりますよ」と言ってきました。今回のシンガポールはビッグオファーだったのでやりました。

 

M&Aも、積極的にやろうと思っていませんが、ビッグオファーがあれば、そこはちょっとなんとも申し上げられないというところです。

 

(ホールディングス化の)メインは経営と執行の分離です。また、急ピッチに成長と出店をしていますので、営業部について株式会社串カツ田中を東日本の担当にするといったことも考えています。より強固なガバナンスをとっていくことを、第一の目的としています。

 

また、海外もスタートしましたので、海外の子会社ができるだけスムーズになるといった未来に向けたものです。いま何かをやりたいからというわけではなく、成長していく過程で早めにやっておこうというのが目的です。

 

近隣店舗のご紹介

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以上です。

 

(表を指しながら)近隣店舗がこちらのほうです。一度みなさんにも串カツ田中をリアルに味わっていただいて、ご意見をいただければと思います。

 

本日はご清聴ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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