NISAは株式や投資信託の税金優遇制度のことです。
投資した金融商品が値上がりした場合の利益や、配当金や分配金も非課税になります。
NISA口座を持っている、もしくはこれから開設を考えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、NISA口座を持っている人の年収の割合はどのくらいか、日本証券業協会のデータを元に解説していきます。
1. 一般NISA口座またはつみたてNISA口座開設者の個人別年収
日本証券業協会が2023年10月18日に公開した、「個人投資家の証券投資に関する意識調査」によると、一般NISA口座開設者・つみたてNISA口座開設者ともに、個人の年収は500万円未満が6割を占めていることがわかりました。
(※日本全国の20歳以上の有価証券保有者5000人を対象に行われています)
一般NISA口座開設者と、つみたてNISA口座開設者の年収別の割合と、一般NISA口座またはつみたてNISA口座開設者の年収別の割合は以下のとおりです。
1.1 一般NISA口座開設者の年収別割合
- 300万円未満:45.9%
- ~500万円未満:22.7%
- ~700万円未満:14.2%
- ~1000万円未満:10.6%
- ~1500万円未満:4.3%
- 1500万円以上:2.2%
1.2 つみたてNISA口座開設者の年収別割合
- 300万円未満:33.8%
- ~500万円未満:28.7%
- ~700万円未満:20.0%
- ~1000万円未満:12.2%
- ~1500万円未満:3.7%
- 1500万円以上:1.6%
1.3 一般NISA口座またはつみたてNISA口座開設者の年収別割合
- 300万円未満:41.0%
- ~500万円未満:25.1%
- ~700万円未満:16.6%
- ~1000万円未満:11.3%
- ~1500万円未満:4.1%
- 1500万円以上:1.9%
2. まとめにかえて
一般NISA口座開設者と、つみたてNISA口座開設者ともに、年収300万円未満の割合が一番多く、500万円未満が6割を占めています。
2024年1月から新NISAのスタートも控えています。
まだ、NISAをはじめていないという方は、NISA口座の開設を検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
藤原 悠喜